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「セレナ、大丈夫か？」
『ん…』
ゆっくりとだがおかゆを食べるセレナ
なんとか食べ終わったセレナは、咳き込んだ
「食べれた？」
「やっとだけどな」
「それなら良かった」
戻ってきたシエルは、「これを飲ませてやって」と紫色の水を渡してくる
「なんだ、コレ？」
「喉に効く万能薬。飲ませてやったら、喉の腫れは引くと思うから」
「ああ、ありがとうな」
セレナはコクッコクッと水を飲み、薬も飲むと布団にくるまった
「セレナ？」
「薬が効いてきたんだ。眠らせてあげよう」
咳き込む様子もなく、本当に薬が効いているみたいだ
「それにしても、あの水なんなんだ？」
「おれの知り合いのじいちゃんが、よくガキの頃に風邪をこじらせた時に作ってくれた薬だよ。大丈夫、効果は抜群だ」
「じゃなきゃ、はっ倒す」
「物騒だな」
セレナが眠ってから数分が経過
すっげェ寝てる
「で、サボはいつ告るんだ？」
「はァ!!?」
「声でけェ」
うぐっ…
「で、どうなんだよ」
「……」
傍でスースー寝ているセレナ
「言ったら、困らせる」
「かァ〜!!! 自信がない奴が言う言葉だぞ」
「じ、自信がないわけじゃねェよ」
「じゃあなんだよ」
「……」
「言ったら、困らせるし変な気を遣わせちまう」
「まァ、セレナちゃんならそうなるな」
「だから、もっとおれが強くなって自分に自信が持てる男になれた、その時に言おうと思う」
「……期待してるぜ、サボ」
「ああ」
「ところで、セレナちゃん。寝すぎだろ」
「風邪の時はたくさん寝るのが1番の薬だからな」
「かれこれ半日は寝てるぞ」
「……」
翌日・セレナside
『ん……』
重い瞼をゆっくりと開け、光を取り込む
昨日と違って、体が軽い
あれ、右手なんかある
『え…』
「(ｽｰｽｰ」
サボが私の右手を握って眠っている
エースとルフィは私の左隣で眠っている
心配、かけてたのかァ
サボside
「くぁっ…」
眠りが覚め、目をこすって起き上がる
右手が軽くて、驚いて見ると
「セレナ？」
セレナがいなかった
慌てて外に出てみれば
『あ、サボ!!』
元気なセレナがいた
朝から豪華な朝メシが出てきた
おれ達を心配させたお礼だそうだ
え、なんで手を握ってたかって？
それは、秘密だ
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サッカーバカ(プロフ) - コトナさん» 泣ける作品になれてよかったです！ (2019年8月17日 5時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
コトナ - この部分とっても泣きました。 (2019年8月17日 0時) (レス) id: 3cbf90e97f (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます！だいぶ更新早いですが、よろしくお願いします (2019年5月22日 15時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 続編おめでとうございます！!今後も続きが楽しみです!! (2019年5月21日 2時) (レス) id: 45b985bd75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年5月20日 23時
