37話 LEVEL6へ ページ8
ーLEVEL5ー
「さァ、急ごう。1分や2分の差で結果は変わるぞ!!」
「うおーーーーっ!!! なんか力が漲っちまってんぞォ!!」
「コソコソ隠れなきゃ大した距離じゃなっサブル!!!
『エースっ!!!』
雪煙を上げながら爆走で走っていく私たちの前にまたあの狼みたいなのが現れたので、それらを思い切り蹴散らしていく
「イナズマ!! カギを!!」
「ハイ」
ｶﾞｺｫﾝ
「この先…監視ありです」
「来るなら来い!!」
『邪魔する奴全部殺す!!』
ーモニター室ー
「不審人物を発見!! LEVEL5からLEVEL6への通路に人影!!」
「この大男……!!! 数年前に行方不明になったオカマ王…イワンコフでは!!? どういうことだ、一体どこで生き長らえていたんだ!!?」
「隣にいるのは昨日の侵入者“麦わらのルフィ”と“世界の異端者 青子”!!! 署長の毒で殺されたハズじゃ…」
「さらにコイツも消えたはずの元LEVEL5の囚人です、“
「どうなってるんだ!!? LEVEL6へ一直線に向かってる!! やはり狙いは“火拳のエース”だろう!!」
青子side
「どけどけどけ〜っ!!! 邪魔だァ〜〜〜〜!!!」
『道を、開けろ!!!』
壁や階段から出てくる罠に向かって壁に触れてそのまま“個性”で分解して無効にしていく
向かってくる看守もぶっ飛ばして…
階段の終わりが見えて
最後の段を飛び降りた
「エ〜〜〜〜ス〜〜〜〜!! どこだーーーーー!!」
『エース!!! 救けに来たよ!!! エース……!!!』
看守に聞いてやってきたエースが収容されているであろう檻の中には、あの逞しいエースはどこにもおらず、エースの影すらもなかった
「いねェぞ!!!」
「この檻で間違いないんでしょうね!!?」
「あり"ません!!! ま…間違いありばぜん!!」
「一歩遅かったようだ…!!」
『そんな…』
肩で息をしながら檻の中を見回しても本当にエースはいなかった
(麦わら帽子…青い瞳…この2人がそうか…!! 本当に来た!! この鉄壁のインペルダウンに侵入しこの「LEVEL6」まで本当に…)
『……！あんた、誰…』
「お前さんら、“麦わらのルフィ”と“世界の異端者 青子”だな!!?」
「ああ…」
『そう、だけど』
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2023年3月1日 11時
