53話 愛すべきバカな弟たち ページ43
「エースの処刑時刻が早まる!? 確かにそう言ったのか!?」
『なにかの準備ができてからって言ってたけど、他は暗号でわかんなかった。とにかく、何か相手は考えてる』
「エースを助けてェのは同じだからそれだけ教えといてやる!!」
「そうか…それは大事なことを聞いた。すまねェ…!!」
「いいんだ、気にすんな!!」
((なんであいつら“白ひげ”と対等に喋ってんだよーーっ!!! なんだあの自信!!?))
「エース、今行くぞー!!!」
先に突っ走っていくルフィを見てから、手袋をはめ直す
「海賊相手に処刑時刻を守る必要はねェってわけか」
『
「オヤジ!! 海兵たちに入った通信でエースの処刑を早めるって情報が…!!」
「ああ、聞いた……だが、冷静になれ。そうやって漏れた情報でおれたちが焦ることも計画の内だ。
『さぁて、私も行くか』
「青子!? お前なんで」
『愛すべきバカな弟をね、救けるためさ』
「あ、おい！」
モビーディックから飛び降り、ルフィのあとを追いかけると前方から黄色い光が見える
「お前らを捕まえねェと天竜人がうるさくてねえ〜…麦わらのルフィ…」
「!!?」
「た…大将“黄猿”だ!!! 死んだぞ、麦わらのやつっ!!」
『ルフィ!!』
間に合わない
その時
「“
「おわっ!!」
『うわっ！』
イワちゃんのウィンクの威力で吹っ飛ばされたルフィがこっちに飛んできて、それを受け止める
黄猿のレーザーはウィンクの衝撃とぶつかり大爆発を起こす
「危ねェっ!! ありがとう、イワちゃん!!!」
「ヴァターシは、ヴァナタたちを死なせないことだっキャブルが使命なんだよ!!」
プンスカしているイワちゃんの背後からピカっと何かが光った
「またか、黄猿!!」
『いや…違う!! あいつは…！』
「くま!!!」
「あ!! あいつ、おれたちをバラバラにすっ飛ばした“くまみたいな奴”!!」
『やばい、ルフィ一旦退くよ!!』
「おう!!」
飛んでくる光のレーザーがその場を焼き尽くす
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2023年3月1日 11時
