元殺し屋はヒーローから海賊へ3【頂上戦争編】 (ページ5)

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「奇跡……奇跡の度を超えてるわ…」

「よがった…」

「ボンちゃん!!」

『よかった、無事だった!!』

いつまでも胴上げをされている私とルフィが、おろしてもらうようになんか、よくわかんないオカマ…？みたいな人たちに言っておろしてもらった

「バカね〜〜〜〜い!!! ジョーーーーダンじゃないわよーーーーーう!!! それはコッチのセリ…」

ｽﾞﾀﾞｰｰﾝ！

「ボンちゃん……!! おい……!! 大丈夫か、しっかりしろ!!!」

『ボンちゃん!!!』

倒れてしまったボンちゃんのところに、ルフィと一緒に駆け寄った

「過度な疲労よ…怪我のせいじゃない」

「あ、イワちゃん！」

『イワちゃん…』

「「イワちゃん!!?」」

『生きられた!!! 私たちのこと、救けてくれてありがとう!!!』

「礼を言うならその…Mr.2、ボンボーイに言うんだね
ヴァターシは能力を使って少々、力を貸したにすぎナブル
だがそいつはね…何時間も何時間も…何時間も、ノドが裂けて血を噴いてもずっとここで、苦しむヴァナタたちとともに苦しみ、頑張れと……生きろと叫び続けてた………!!!」

「「………」」

「ヴァナタたちが命を取り留めたことに、何の影響もなかったとは思えない!!!」

「そうか…」

『ボンちゃん…』

“麦ちゃんっ!!!! 青ちゃんっ!!! 助けに来だっ!!!”

「「……ボンちゃん、ありがとう!!!! 恩にきる!!!」」

ガバリと気絶しているボンちゃんに向かって、頭を下げる

キミのおかげで、またエースを助けに向かえる

「帽子と服だ。キミたちはまだ命を取り留めただけ
あと数日は体を休めなければ、本当の回復とは言えないぞ」

「そんな時間ねェよ！だいぶ時間くった」

『ごめん、ボンちゃんのこと頼みます！後で必ず迎えに来ます！』

「わっ」

『ルフィっ』

ふらついて倒れるルフィをなんとか支えようとしたけど、ガクンと自分の足も揺れてそのまま膝をついた

『ルフィ、ビブルカードは？』

「紙はまだ下向いてる!! エースは下に…ん？そういえば、ここどこだ!?」

「ビブルカードじゃない…今復活したからには、なにがなんでも兄の救出に行くんだろうね……
まァ、ヴァナタたちの命……勝手にすればいいけど……」