元殺し屋はヒーローから海賊へ3【頂上戦争編】 (ページ33)

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『あと、エースは死なせない。あんたらの目論見とか全て潰す…
自由を欲しがるあの子をもし殺してみろ…私は鬼にでも死神にでも、魔王にでもなってやる』

《……》

『と、いうわけで…覚悟してな、クソ雑魚ども』

ガチャンと電伝虫を切る

「なんで喧嘩売ってんのこの人たち「海軍本部」にィ!!!」

『んなことより、バギーィ…あんた、そんなに卑怯で弱いのにシャンクスさんと同じ船に乗ってたんだ』

「卑怯で弱いは余計だ!!!」

「そうか、そういや副船長のおっさんもそう言ってたな」

「副船長…!?」

『あぁ…』

「レイリーっていう名前のおっさん、知ってるだろ」

「なぬーっ!!? てめェら…!! レイリーさんに会ったのか!? 元気にしてたか!?
懐かしいぜェ〜〜〜〜!! 副船長!! 一体どこで…」

『シャボンディにいたけど』

「シャボンディだと!!?」

「“冥王”レイリーの名が出たァ〜〜〜〜!!!」

バギーとルフィが会話をしている中、甲板にいる囚人どもがなにかはたまた勘違いをし始め、この艦を空け渡せだの、バギーがルフィを倒すだとか…

「困ったのう」

「殺せばいいんだ、全員」

『ふぅん…ルフィがバギーに負ける？』

「あ」

「あ」

トン、と手すり部分に立ち、甲板を見下ろす

『ルフィよりも懸賞金の低い雑魚どもが一丁前に調子乗ってんじゃねぇぞ、タコ』

「あぁん!!?」

「構うな、おれたちにはキャプテン・バギーが」

「や、やめろ!! バカ！こいつはそういうのは」

『私さ〜…元いた場所でなんて呼ばれてたか知ってる？』

「「？」」

『世界最悪の極悪人』

「「(ｿﾞｯ」」

『まあ、言うなれば海賊王と同じような言い方をされたわけだけども』

まあ、その分汚名はたくさん背負ってきたけど、それ以上に最高の言葉をもらってきた
だからいくらでも汚れ仕事は背負えた

「青子」

『ん？』

「おれ、いやだぞ。青子が人殺すの」

『いや、殺さないって…ただ…海王類のいる海域に捨てようかなって』

「あー」

「「この女、マゼランよりヤベェヤツだろ!!!」」

『あれ、知らなかった？私、全世界で指名手配になったもん』

あれはマジで焦った

まさか、オセオンでああなるとは思わなかった

まあ、ロディのおかげで事なきことを得たんだけども