48話 宣戦布告 ページ32
プルプルプルプルという、聞き覚えのあるあの鳴き声が聞こえてくる
電伝虫を収納しているらしき柱からだ
開けてみれば、通信用の電伝虫が着信を知らせていた
「ん?もしもし」
《こちら「海軍本部」》
「あ、おれルフィ」
「「名乗るな海賊が!!!」」
『海軍本部…つまり、バレてら』
海軍本部様が直々にこうして電伝虫を通して連絡をしてくるということはつまりそういうこと
まあ、全部の艦隊を潰してなかったから、報告は当たり前に海軍本部へと行くわけだけども
《この艦が脱獄囚どもに乗っ取られたことは、インペルダウン護衛艦隊より報告を受けている
通信が途絶える前の獄内からの情報とて割り出された
今回の大脱獄事件の「主犯」は3名!!》
『……』
《海賊“麦わらのルフィ”、同じく“世界の異端者 青子”
そして、同じく海賊“道化のバギー”
名もない一海賊と我々甘く見ていたが、“道化のバギー”、貴様が海賊王ゴールド・ロジャーの船の元
さらには「四皇」赤髪のシャンクスの
「「んなんだって〜〜〜〜!!?」」
軍艦が揺れるほどに叫び始める男どもに『それがなんなの』と呆れて手すりに腰掛け頬杖をついた
《それほどの男がよくも今まで際立った事件も起こさず、水面下に潜んでいたものだ
…ここへきて頭角を表したか、火拳のエースとの繋がりは見えてこなかったが、目的は当然“麦わらのルフィ”と“世界の異端者 青子”と同じく、エース救出であろう
その艦には“ジンベエ”、“クロコダイル”、“イワンコフ”を始め、曲者200人以上の脱獄囚が乗船していることも確認済み…!!!
忠告しておくが、こちらが「正義の門」を開かない限り「マリンフォード」到達はおろか、その“タライ海流”から抜け出ることすらできない!!
お前たち全員には、逃げる海も生きる道もない………!!!》
「おい!! 待て、海軍!!!」
通信を終了しようとした海軍に、ルフィが呼び止めた
「エースは必ず助け出す!!! お前ら、芋洗って待ってろ!!!」
『首ね、首』
「ん?そうなのか?」
『煮っ転がし作るわけじゃないんだから…まあ、そうだねぇ…ねぇ、海軍本部の海兵』
ルフィから電伝虫をひったくる
『私の可愛い可愛垢弟に手ェ出したら…あんたら世界政府ぶっ殺してやるから』
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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2023年3月1日 11時