元殺し屋はヒーローから海賊へ3【頂上戦争編】 (ページ24)

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「よし、3!! 一緒に戦うぞ!!」

「待て!! 違う違う、戦う気は全くないんだガネ、私はっ!! ガードできるものだけガードしながら逃げようと…」

『ルフィ、任せたからね!!』

「おう、任せろ!!」

ルフィに背中を向けてしっかりと前を見据えて走る

大丈夫…キミの進む道は必ず私が作る

ーインペルダウン海上正面入口ー

看守たちをぶっ飛ばし、重い扉を開けて外に出るためにみんなが扉を押し始めたところでどうやって奪うか考える

外にはたしか軍艦は10隻あった

一隻につき、海兵は800はいる

どういう風に待ち構えているのかわからない以上、軍艦を一隻奪うってことは、そのほかの軍艦を敵に回すということ

『気、抜いてるわけにはいかないか』

腕のストレッチをして、しっかりと準備運動をする

「何千人構えていようが、必ず突破してまた海へ出るんだ!!!」

「「さァ、いくぞ、野郎どもォ〜!!!」」

大きな期待を持って外に出てみれば、そこには霧のかかる海が広がっているばかりだった

「軍艦がねェぞ!!?」

「う…奪うべき軍艦が一隻もねェ!!!」

「海兵の1人もいねェ!!!」

「どういうこった…」

「なるほど…敵も思うほど馬鹿じゃなかったようだな…海底には大型の海王類たち
確かにこの凪の帯(カームベルト)こそが、インペルダウンの最大の防御壁だ」

『ふーん…ジンベエ、どうする？』

「安心せい!! わしがおる!!! ここは任せてもらおう……!!!」

『お、手があるんだ』

「出港したのはついさっきじゃ…まだ望みはある」

ジンベエのその言葉に私は『よし、のった！』と笑って手伝うことにした

『さて、やるか』

「これ!! さっき手に入れた小電伝虫!! 一応持ってってくれ!!」

「ええか、急ぐぞ」

「さっさと走れ!!」

『いつでもどうぞ』

監獄の重い扉をひとつ外して海に落としてその上に、クロコダイル、私、Mr.1が乗り込む
さらには、なにもしないであろうバギーまで乗り込んできた

『なんでついてきたの、あんた』

「うるせェ!!!」

その時、大きな水柱があがった

「おわーっ!!」

『見つかったか…』

「おるわおるわ、軍艦の群れ!!」

数隻の軍艦が見え、しかも大砲でこっちを狙ってきている