35-2 ページ3
「麦わらボーイと青子ガールの解毒治療は、あと約2日
それでもし助かったとして、体力の回復に3日は寝込む。目覚めた時には
「その前に…!! 2人の体、あの調子で…2日も持つ!!?」
「持たないのが普通!!
ヴァナタもまだ体を休めなきゃダーメよ。何か食べて栄養をつけティブルして寝てなさい
静かナブルな部屋へ案内するわ」
「あちし!! 麦ちゃんたちの部屋にいる!!!」
キッと睨んでルフィと青子が押し込められている部屋の前まできたボン・クレーは、叫ぶ2人の声に負けじと叫び始めた
「頑張れ〜〜〜〜!!! 麦ちゃ〜〜〜〜ん!!! 頑張れ〜〜〜〜!!! 青ちゃ〜〜〜〜ん!!!
生きろーーーーー!!! 麦ちゃーん!! 青ちゃーん!!!
頑張れ〜〜〜〜!! 頑張れ〜〜〜〜!!! 頑張れ〜〜〜〜!!!」
ー3時間経過ー
「頑張れ〜〜〜〜!! 麦ちゃ〜〜〜〜ん!! 青ちゃ〜〜〜〜ん!!」
ー7時間経過・LEVEL6ー
「エースさん…わしァ…あの女のことはわからんが……やっぱり
面会にやってきたボア・ハンコックの言葉にジンベエは疑問を抱いていた
本当にエースの姉と弟が来ているのなら、もっと騒ぎが大きくなっているはずなのに、ここまで静かになっていてはそれはウソであるのではないのかと
だが、エースはそれを信じていなかった
「…じゃあ、わざわざここまでウソつきに来たってのかよ!!」
「！」
「いや、悪ィ…だけどよ、ジンベエ
そういう姉貴と弟なんだ……そういう無茶しやがるんだよ………!!!
ガキの頃から……弟はいつも心配ばっかりかけるんだ……
姉貴はおれと弟を守るためなら平気で神にも牙を剥きやがる……!!! そういう奴なんだ…！おれと弟のために、平気で命も捨てちまう…!! あのバカ2人は…!!」
「そんなに、無茶をするのか…お姉さんは」
「無茶なんてもんじゃねェ!! アレは…犬死にする人間だ…!!」
「…………」
眉を寄せて、来ないでくれと、無事でいてくれと願うエースの脳裏に、血塗れになってでも自分たちを守るあの逞しい背中を見せた青子が思い浮かんだ
ーLEVEL5.5ー
しーーーーーーん、とした
叫び声がなくなり、ただ鎖で塞がれたドアの前からは大量の血が流れ始めていた
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2023年3月1日 11時
