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『邪魔するなら、お前も殺すぞ、ジンベエ!!!』
「落ち着けと言うとるんじゃ!!!
“白ひげ”のオヤジさんの船にいた頃から、コイツは得体の知れん男じゃった!!
どんな手を使うたかは知らんが…現に今はあのエースさんさえ、討ち負かすほどの“力”を手に入れとる!!」
『そんなの知るか!! 優しいあの子を脅して逃げる道を断たせた卑怯者だぞ!!? 今この場で息の根を止めてやる!!!』
「待てと言うとろうが!!!」
叫ぶジンベエから腕を引き剥がして睨みつける
「“時間”も“体力”も、ここで無駄にするな!!! 感情に任せて今戦っても、エースさんの救出には繋がらん!!!」
『ッ………ゔぅーーッ』
「………想像以上に強ェな…以前より、覇気もあがってる…
異端者、お前…能力者じゃねェんだな…おれの能力が通じねェ」
『黙れ…お前みたいな外道に話すことなんかない』
殺す、殺す、絶対殺す、ぶっ殺してやる
「“黒ひげ”と言ったなァ。“白ひげ”の船の名もない海賊がおれの後釜に入ったとは聞いてるが…妙じゃねェか？
「海軍本部」に召集を受けてるはずの貴様がなぜここにいる
自ら欲した“七武海”の称号をすでに捨ててると言える」
「すべて計画のうちだ。色んなズレは生じたがな
その全てをお前に教える義理があるか？Mr.クロコダイル」
「………ねェな。実際のところ、興味もねェ」
「愛想のねェ野郎だ」
『…………………』
どいつもこいつも…いつか絶対その首引きちぎってやる…
「マゼランが来たぞォーーー!!!」
『！』
「監獄署長マゼラン!!?」
「早く逃げろーー!!!」
「LEVEL3へ!!!」
「マズイわね…麦わらボーイ!! 青子ガール!! さっさとお行き!!
ヴァナタたち、今度マゼランの毒を食らったら!! もう二度とこの世へ戻っちゃ来れないからね!!?」
『…………』
イワちゃんの声を聞きながら、佇む黒ひげを睨みつける
「階段を登れ!!!「LEVEL3」へ!!!」
「階段の防御網を破ってくれたことは、我々にも好都合じゃったのう」
「ゼハハハ…!! それはお互い様だ
おれたちも、このパニックには救われてる………!!」
「獄卒獣がまた出たぞ〜!!!」
「今度はミノタウロスだァ〜!!!」
『…！』
その叫びで顔をそっちに向けたら、確かにあのミノタウロスが元気に棍棒を振り回していた
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2023年3月1日 11時
