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お兄ちゃん、起きてからずっとサッカーやし
ほんまに事故に遭うてたんか気になる…
「理英は高校、どうするの？黒陽に戻るの？」
『…まだ、わかんない』
「そっか…マモルは？」
「俺もまだ決まってない。でも、サッカーするからな〜」
「じゃあ、次に会うのはまた世界大会でだね」
「あぁ！プロになって、世界で会おうぜ！フィディオ！」
「もちろんさ！」
はいはい、お好きにドーゾ
「高校かぁ…どんな奴らがいるのかな」
「理英は高校でもサッカーを続けるの？」
『まあ、そのつもりかな…黒陽に戻るにしても、サッカーはやりたいし』
「ふーん…」
「フィディオは？」
「俺はプロに入るために今以上にサッカーの技術を磨くつもりだよ」
ジュースを飲みながらフィディオの話を聞いてから『ちょっとおにぎりもらってくる』と席を立って家に入った
『母さん、おにぎりあるー？』
「えぇ、あるわよ〜」
『あれ、みんなこっちで食べてたの？』
「あぁ」
家の中では風丸くんや豪炎寺くん、女子4人が座って食べとった
「おにぎり何個？」
『3個』
「はいはい」
「フィディオは？」
『円堂くんと喋ってる』
「あぁ〜、円堂嬉しそうだったしな」
もぐもぐとおにぎりを食べ進めていると「姉ちゃん、肉〜！」と叫んでくる活舞に、母さんが準備した生肉を渡しに行く
「うおっ！父さん！肉〜！」
「父さんは肉じゃないんだけどな〜」
庭先でどっと笑いが出ている
「理英、お腹は空いてる？」
『んーん、結構膨れた』
「そう？よかったわ」
『ん』
「みんなは大丈夫？足りないならまたなにか作るけど」
「お構いなく！結構食べました！」
「あら、そう？」
にっこりと笑って庭の方へ向かう母さんにおにぎり2個目に手をつける
「大岡のお母さん、ふわふわしてるよな」
「怒るとかなさそう」
『怒る時は怒るよ。めっちゃ怖い』
「想像つかないわね…」
ごくん、とおにぎりを飲み込んだ後、3個目にいく
「大岡、よく食べるな」
『お腹すいて…活舞！ウチのお肉もとって〜！』
「姉ちゃん、後半からガチで食うんやめろよ！俺だって食いたい！」
「なんというか」
「ホント、仲のいい兄弟ね」
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2023年3月1日 11時
