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「なんだと…!?」
「わかったら、さっさと帰るんじゃ！
この島には金などあるわけがなかろう」
クルリと背を向けるヒョン爺に、チャキッ…と乾いた音が向けられる
「じゃあ、死ねよ」
ﾄﾞｫ…ﾝ!!!
『フィ、フィニ』
「今の音…ヒョン爺の家の方だ!!!」
森の中を駆け抜け、ヒョン爺の家に向かう
ﾊﾞﾝ！
「あ？」
2人「!!?」
ヒョン爺の家のドアを思い切り開け、中を見ると
「あ…あぁ…。」
『ヒョン、爺…』
鉄の匂い、銃から立ち上る白い煙
『ヒョン爺!!!』
「セレナ、入っちゃダメだ!!!」
セレナの腕を引き、自分の背の後ろに立たせるフィニ
「お前ら…この島の住人か…」
「……っ、だったら何だよ!!!」
「良いところに来たじゃねェか…。
おめェら、金を出せ」
『え…お金？』
金さえ出しゃ、てめェらには用はねェ
「セレナ…逃げるよ」
『えっ、でも』
「相手は銃を持ってる。セレナのお母さんに助けを求めよう」
『で、でも…』
「いいから、早く!!!」
ﾀﾞｯ！
「あ、おい待て!!!」
セレナの手を引いて全速力で走る
『フィニ、ヒョン爺が』
「わかってる!!!」
「けど、無力なおれ達がどうこうできる場所じゃない！」
『うっ…ひっ、ヒョン爺』
「みんなァァァァァァァァァァ！」
「なんだ、フィニ」
「海賊だ、海賊が!!!」
『海賊がヒョン爺の家に!!!』
「何だって!!?」
「それで、ヒョン爺は!?」
「海賊に殺されたんだ…！
多分、アイツら裏山の海岸から来て…」
ﾄﾞｫ…ﾝ!!!
「ぐあっ…！」
「あっ…！」
『エリル兄ちゃん!!!』
セレナの近くに立っていたエリルが、撃たれた
『エリル兄ちゃん、エリル兄ちゃん！』
「誰だ!!?」
「フハハハハハ！」
「！」
ゾロゾロとやって来た海賊達
「おれ達は海賊だ」
「金目のモンを全部出せ！」
「金目のモンって…人を殺しておいて、よくそんなことを…！」
ﾄﾞｫ…ﾝ！
「キャァァァァア!!!」
「うわああああ！」
1発の銃声が街の中に響いた
「早く出せ。金を出せば、命は助けてやる」
「お、お前達にやる金なんてない!!!」
「そ、そうよ！」
「この国は私たちが生活していける分だけのお金しかないわ!!!」
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サッカーバカ(プロフ) - チョコ＆ピーナッツさん» ありがとうございます！！！！！セレナちゃんは私の中でおっとりと優しい子として書いていこうと思います。これからもよろしくお願いします！ (2019年5月20日 13時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - 新作おめでとうございます！！ワンピース…！！幼少時代大好きなので嬉しいです！セレナちゃん…！またまた可愛い名前の夢主ですね！素晴らしきネーミングセンスに乾杯！これからも頑張って下さい！！ (2019年5月19日 21時) (レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます！！！！！！初ONE PIECEなので、口調が迷子だったりしますが、よろしくお願いします (2019年5月19日 19時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - この作品も凄く気に入りました!!続きが楽しみです!!今後も無理せず更新頑張って下さい。 (2019年5月17日 18時) (レス) id: 45b985bd75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年5月16日 22時
