10話 プロミナル島 ページ40
『フゥ』
あったかい湯船に浸かった
芯までポカポカになる
『……。』
外が見える窓には、無数の星が見える
あの星のどれかが、お父さん達なんだろうなァ
たっぷりあったまった後、髪を拭きながらお風呂場を出る
ダダンさん達がいるリビングに入ろうと思い、戸に手をかけた
「セレナがあの“プロミナル島”の子供ォ？」
『(ﾋﾟﾀｯ』
サボside
「サボー」
「なんだよ」
鉄パイプの手入れをしていると、エースが「水を取って来てくれ」と言ってきた
「自分で行けよ」
「セレナ、遅ェよなァ」
「行ってくる」
(単純だな)
部屋を出て、トタトタと歩いていくと
(あ)
あの髪の色、セレナだ
セレナに声をかけようとすると、ダダンの声がした
「だいたいあの“プロミナル島”は、平和そのものの島だろ？
何だって“滅ぶ”事になったんだい」
“プロミナル島”？
“滅ぶ”ってなんだよ
「何でも、海賊の連合軍が攻め込んだらしいディすけど、それ以上詳しくは書かれてないディすね」
「セレナもかわいそうだよ…。大事な故郷を海賊なんかに滅ぼされたら…。
まだ10歳そこらだろ？時期的にも、セレナが誕生日を迎えた後だというのもわかるよ」
「そうディすね。セレナ、何にも言いませんし…合ってるかわかりませんけど…」
『……』
それを静かに聞いているセレナ
「セレナ…」
『……!!!?(ﾊﾞｯ！』
声をかければ勢いよく後ろを振り向いてきたセレナ
「え…」
顔が凍りついた
セレナが酷く悲しんでいる顔で、見た事なくて
ｶﾞﾗｯ！
ﾀﾞｯ！
「セレナ!!!!」
「え!?」
「セレナ!?」
ドアを開け、外に出て行ったセレナ
「おい、セレナ!!!」
「戻って来い!!」
山賊やダダンの声を聞かずに、暗闇の森の中に消えていくセレナ
「セレナ!!!」
騒ぎを聞きつけたエースとルフィが来た
「サボ、何やってんだよ」
「ルフィ、エース!!!セレナが外に出ちまったんだ!!」
「何!!?」
「ええっ!!?」
セレナ、なんで
セレナside
ダダンさん達の話が頭から離れなかった
“プロミナル島”は、私の故郷で、ジュアやフィニと過ごした大切な島で…
生まれ育った、大切な島で
あの日さえ来なければ、私はジュアやフィニ達と幸せに暮らしていたのに
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サッカーバカ(プロフ) - チョコ＆ピーナッツさん» ありがとうございます！！！！！セレナちゃんは私の中でおっとりと優しい子として書いていこうと思います。これからもよろしくお願いします！ (2019年5月20日 13時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - 新作おめでとうございます！！ワンピース…！！幼少時代大好きなので嬉しいです！セレナちゃん…！またまた可愛い名前の夢主ですね！素晴らしきネーミングセンスに乾杯！これからも頑張って下さい！！ (2019年5月19日 21時) (レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます！！！！！！初ONE PIECEなので、口調が迷子だったりしますが、よろしくお願いします (2019年5月19日 19時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - この作品も凄く気に入りました!!続きが楽しみです!!今後も無理せず更新頑張って下さい。 (2019年5月17日 18時) (レス) id: 45b985bd75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年5月16日 22時
