爆炎の炎の恋歌【豪炎寺修也】 (ページ27)

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「お前の弟は、どうやら虎丸と同じくサッカーの才能があるようだな」

『活舞…』

「見つかったのか？」

「豪炎寺。あぁ、あそこで円堂とサッカーをしてる」

「そうか、よかった」

活舞がボールを蹴って、虎丸くんにパスを出した

「よーし、来い！」

「…活舞!!」

「はあああっ!!」

活舞に渡されたボールを思い切り蹴っ飛ばした活舞
ものすごい勢いでゴールの角に向かっていくが、それを円堂くんがセーブした

「いいシュートだ！」

「へへっ！」

「活舞すごいじゃん！」

「これが本気なわけないやろ？俺の本気は、これからや！」

「いいぞ！活舞！虎丸も負けるな！」

「はい！」

虎丸と戯れあっている活舞を見て、何だかホッとする

『あーあ、負けてられないな』

「お前も、練習をしないとな」

『うん』

活舞も戻ってきた…あとは、お兄ちゃんだけやで

豪炎寺side

嬉しそうに弟を見ている大岡を見てから、コートでサッカーをしている円堂や虎丸、活舞を見る
虎丸と楽しそうにボールを追いかけているその姿が、とても楽しそうに見える

「姉ちゃ〜ん!! 姉ちゃんもサッカーやろうやー！」

『えっ…まだバランス鍛えてる途中なんだけど…』

「早よ早よ!!」

『…わかったわかった』

ザッザッと芝生を駆け降りていく大岡が、サッカーコートに入り活舞からボールを受け取って円堂のもとへドリブルで攻め込んでいくところに虎丸がボールを奪っていた

「あーーーっ！虎丸ー！姉ちゃんがボール持ってたやろー！」

「へへっ！」

『ちょ、待って』

楽しそうにボールを蹴っていく虎丸と、それを追いかける活舞と大岡

「見ていると、やりたくなってくるのは普通なことだな」

「あぁ」

「鬼道！豪炎寺！早くこいよ！」

「「あぁ！」」

「え、豪炎寺さんなんか入ったら俺ら負けやん!! 虎丸、俺とチーム組もうや！」

「え〜？俺、イナズマジャパンだから豪炎寺さんとチームメイトなんだよなぁ」

「はあ!? 小6のくせになんやねん！年齢的に言うたら俺とチームメイトやろ！」

「なんだか、活舞の性格が大岡と真反対な気がしてきたな」

『私より結構キツイですよ…来年1年で入ってきますから』

「これは、手を焼きそうだな鬼道」

「そうだな…」