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「調書の内容と違った?」

『石川さんは正社員になることを望んでいなかったそうです。むしゃくしゃして犯行に及んだって、なんでそんな調書が…』

「動機も必要だったんだろうな」

「ただいま戻りました!」

「手に入れたぞ!防犯カメラの映像」



















藤野さんと明石さんが戻ってきて、すぐにDVDを渡してくれた













「こっちだよ、こっち。俺が頼んだんだよ」

『あ、いいところにきた』

「ん?」
















ホワイトボードの前に立っていた私がすぐに明石さんの腕を引いて部屋の外まで出た



















「な、な、なんだよ、なんだよ、おい!」














訳がわからないという様子の明石さんをそのまま廊下で押し倒した
















「ああ、危ない危ない!喧嘩はやめなさい!」

「おい、おいおいおいおいおいおい!?」

「アッシュ、落ち着け!!」

「ワーオ…」

「あーららら」











佐田先生が叫び、アッシュが顔面蒼白、ショーターが大慌て、シンはヒューっと口笛を吹き、大翔は面白そうに見ている






私はそのまま明石さんに馬乗りになって軽く殴ってからポケットからナイフを取り出して振り上げた

















「あああ!ちょいちょいちょいちょいちょい、やめろ!」

「おい、おい!」



















激しく抵抗する明石さんの隙を見て、そのまま心臓にナイフを突き刺した


















「あーーーーーー!」













ぐさりと心臓にナイフが刺さり、明石さんは目を閉じた
何度も心臓を突くと、悲鳴をあげていた明石さんは「え?え?え?」と目を開けた
















『おもちゃだよ』












私が手を離すと、刃が引っ込んだ状態のナイフがびよんと跳ね上がり、少し離れた床に落ちた

















「遊んでる場合じゃねぇだろ!!! 心臓止まるかと思っただろ!!」

「……ほんとだよ、お前」

「親父にも刺されたことないのに…」














アッシュがプルプル震えながら怒り、呆然と立ち尽くす佐田先生と、ふらふらと立ち上がる明石さん
















「お前、ここ会社だよ。なにやってんだよ、大丈夫?おもちゃでも痛いよね、こういうの。痛いから、おもちゃでもさ、おかしいんだよ、お前!どうした!深山になったのか!」













珍しく明石さんを気遣う佐田先生に目もくれず、人体図と数の位置が描かれた司法解剖の結果を取りに行く

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2022年12月27日 10時

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