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「レジーナ、早速で悪いがお前は今から出所だ」
『は？』
「私がテハロに頼んだんだよ。そしたらすぐに手続き進めてくれてさ」
『ちょ、ちょっと待って!! 僕はそんなこと頼んでないよ！』
「知らなーーーい」
「お前もトーンがこんな感じなのよく知ってるだろ」
『だからって言うこと聞くことないだろ!!』
「だーーーもー…お前もオールとおんなじでうるせぇなぁ…俺がトーンに逆らえると思うか？」
『思えない(ｺﾞｰｰｰﾝ』
「その通りだ」
(なんつー大人)
頷くテハロは俺に視線を向けた
「おーーーーーっ！別嬪じゃねぇか！」
『男の子だからね。あと、強いから手出さない方が』
「俺はテハロだ！お前さん、名前はなんだ？」
『僕の話聞いてた!!?』
「………アッシュ。アッシュ・リンクスだ」
『アッシュも名乗らなくていいから!!』
「アッシュ…へぇ…！灰の山猫か…こりゃいい！」
「…？」
テハロは大きな手を俺の頭に乗せるとわしゃわしゃと撫でくりまわしてきた
「これから、レジーナを頼む…あの子は何かと無茶をするからな…ちゃんと見ておいてやってくれ」
「あんた…」
「頼むぞ、山猫坊主」
背中を向けて歩き出したテハロは「よーーーし、レジーナ！さっさと準備してこい！」とレジーナの背中を叩いた
『はぁ…』
「上等な酒が入ったんだ！飲むだろ？」
「明日二日酔いしても知らないよ？」
「ゔっ」
『お酒はもらう。一緒には飲まないよ』
「かっわいくね〜〜〜〜〜〜〜〜」
「かわいいポーズしてるお前の方がかわいくねぇだろ」
『ベンさん!!』
「よぉ、レジーナ。元気だったか？」
『うん。テハロは相変わらずだね』
「全くだ。四十手前だ」
「おーーーーーーーーーーい」
タバコを吸いながら現れた野郎。レジーナ、お前はどんだけ知り合いがいるんだよ
『紹介するよ、ベンさん！僕の友達のアッシュ！』
「へぇ…俺はベンだ。よろしくな、坊主」
「あ、あぁ…」
『ベンさんって、すっごい強いんだよ？僕も1回も勝ったことないんだよ』
「当たり前だろ、お前がベンに勝てるか」
「あんたが妨害をするからレジーナがいつも泣いて負けてるんだろ」
「最低だよねー」
…よくわかった。テハロは子どもっぽいんだな
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2022年9月5日 11時
