太陽のように輝くキミへ II【BANANA FISH】 (ページ19)

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ー翌日ー

(これは、どういう状況なんだろう)

目の前に広がるのは面会室だった。アッシュが英二くんたちに面会を申し込んだのか、望んだのか…この辺りのことは僕ホントに詳しくないから知らないんだけど、まあアッシュが会いたいって言うのは手段であるのは知ってます

英二くんと一緒に肩を組んでいるアッシュを横目に、一人ぼっちでチビチビドリンクを飲んでいる僕に「どーしたんだよ、レジーナ」とアッシュが肩を組んできた

『いや、なんでもないよ』

サラリとアッシュとの肩組みを交わして席を立つ

「レジーナ、どこに」

『トイレ！』

面会室を出てすぐそこにある電話ブースでルーイに電話を入れる
今日決行されることを伝えるために

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翌日の朝の早くから僕に連絡があると看守が言うからアッシュとの朝ごはんを抜け出してブースに行くと、ルーイからだった

《成功だ》

『やった!! 人死はないんだね！』

《あぁ。アッシュの兄貴も無事だ。血液検査と薬物検査をして治療を行う予定になった》

『よかった…』

《そこに出るのももう少しだけ待ってろよ》

『うん！ルーイ、ありがとう！』

ガチャンッと受話器を置いて僕はそのまま自分の牢屋に戻ろうとしたら、看守に呼び止められた

「お前、今1人だったな」

『？うん』

「今日から1人同居人が入るからな」

『what's？』

そう言われて、牢屋に戻ってみれば…

(うげっ!!?)

「よぉ、お嬢ちゃん。なーに変な顔してんだい？」

『あーーははははは…』

ビール腹のでっぷりとした体型をした男…確か、名前をブルと言った

『えーーーと、もしかして今日から僕と一緒の』

「あぁ、同居人だぜ？お姫様……」

『……………』

鼻の下を伸ばすこの不潔な男を僕は睨む

「ガーベイにはあっさり許したんだろ？優しくするから仲良くしようぜ」

『あんたが何を考えてるのか知らないけど、あの日は医務室に薬をもらいに行きたかったから殴られただけだよ』

ベッドの方に座ろうとしたら、「医務室なら、すーぐにいけるぜ？」と僕の手首を取ってくる

『触るなよ』

バッとブルの手を振り払うようにして僕は睨んだ