検索窓
今日:9 hit、昨日:26 hit、合計:5,311 hit

15話 旧友 ページ15

レジーナside






『んで、なぁんでここにいるの?しかも、銃まで使って』

「す、すみません…」










椅子に座った僕の前に正座をしてへこへこと小さくなるピートにアッシュや看守、しかもマックスまでわけがわかっていなかった
だが、看守に関しては











「バレちまったな、ピート」

『お前もか…』

「コッポットさん」

『あのなぁ…いくらなんでも、冗談が過ぎるんじゃない?私はてっきり、あいつらだと思ってたわけで…下手したら本当にへし折ってたんだからね』

「ちゃんと認識してから手を下さないのは知ってましたから」

『そんなところを信頼しないでほしいね、オイ』











呆れてため息ばっかり出る









「レジーナ、こいつらは」

『……インターポール』

「国際警察!?」

「なんでそんな奴と知り合いなんだ!?」

「レジーナさんは僕がインターポールに入るきっかけを作ってくれた人なんです」

「はぁ!?」

「僕は昔、犯罪者のところにいたことがあったんです。だけどそこでレジーナさんに出会って助けてもらいました
そこからも助けてもらって…インターポールに入ることにも手を貸してもらって…」

『いいじゃんもう…昔話はさぁ』

「だからレジーナさんには、本当に大きな恩があるんです」

『だから、それはオールが』

「それでも、お二人のおかげです」

『……………………』

「諦めちまえ。こいつの素直さは知ってるんだろ」

『うるっさい、コッポット』










ガンッと蹴っ飛ばす











「インターポールと、追われる身の人間が友達、ねぇ」

『別に変なことはないよ。あれってどれぐらいだっけ』

「確か3ヶ月ぐらいでしたね」

『そうだっけ?』

「はい」

「んなことより、お前の怪我大丈夫なのかよ。あの時、エルカルディアが」

『全治1年半。今は完治してるけど、時たま痛むよ』

「………………」

『なにその顔…まるで僕があんたらを恨んでると思ってる?』












両手を組んで頭の後ろに組めば、2人は下を向いた











『…そりゃ恨んでるよ。当たり前でしょ…あんたら、それほどのことをしたんだから』

「………」

『…フィートのこともオールのことも、僕はなにもできなかった…』

「それは!」

『…あの子たちの人生だからなにも言えないけど…僕はあんたらを絶対に許さない』

「……」

『…でも、あの時…止めてくれてありがとう。さすが、じいちゃんの弟子だよ』

15-2→←14-4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (15 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
24人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:サッカーバカ | 作成日時:2022年9月5日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。