元殺し屋はヒーローになる29 (ページ36)

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253話追い詰めても追い詰めてもページ36

ドドドと各自が時間を有効的に使っている中、私はただそれをボケーっと見る
各自の成長具合を把握しておくのと、今後の作戦について円滑に助言ができるようにするため

あと、訓練する気が起きない

「エンデヴァーんとこで学んだ「溜めて」「放つ」
そいつを一発だけじゃなく、汗の玉にして同時多発させる
それが新境地「クラスター」
これから俺の技は全て底上げさせる
あっためんのに時間食うが」

『なーる。だから冬服なんだね。一応、言うけど…水分補給と休憩しっかり取りなね？死ぬよ？』

「わーっとるわ。暑くて体力削られっからどっち取るかだ」

『んー…適温機能つけて使いたい時に一気に熱出る装置とかつけてもいいんだけど、それだと体が変化に追っ付かないからな…』

爆豪の新境地「クラスター」を目の前で見せられて拍手パチパチ
緑谷、お前のそのアフロはどうした。漫画か

「轟くんも……なんか雰囲気が今までとは違う」

「まだ掴み掛けだけどな」

『焦凍は左の調整(コントロール)が右に追いついてるみたいだし、あとは荼毘の火力に焼かれないようにするだね』

「あぁ…右と左、体は一つ…ケホゴホ」

『体温の急激な温度差に関してはもうちょい考えないとね』

左と右とでは体温の温度差が激しく出てしまう
それをうまく調整できれば、また何か新しいことできそう

「総力戦っつってたけどさ」

「うん？」

「大将2人は今弱ってるんじゃんね？
ギガントマキアも拘束して眠らせ続けてんだろ？
見つかりゃ今度こそいけそーじゃね？」

「ざっくり3点あめぇ」

「３つもあまいの…？」

『…マキアを眠らせていたとしても、マキアはボスの声で起きる…死柄木、オール・フォー・ワンのどちらかが近くまで来てマキアを呼んだら詰みだ』

「夜神月の言う通りのこともある。まず1、多分見つかんねぇ」

『うん』

「!?」

考えが甘々な上鳴に爆豪がすぐに指を立てた

「これまで脳無格納庫や死柄木のアジト(・・・・・・・)…研究施設は見つかっても、オールマイトに敗北後、奴自身の所在は掴めたことがねぇ」

『逃げ隠れるなら、世界一なんだよあの梅干しクソやろう』

「2は、そもそも前回の死柄木が不完全な状態だった…ですわね。こちらの甚大な総力減を鑑みると、五分と言えるか…」

「それ」