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(私の娘を傷つけた敵!! 絶対にここで留める!!)
養子に迎えたわけじゃない
勝手に自分の娘認定をしただけ。ヒーロー仲間の妹を家族として認定しただけ
可愛がっていたヒーローの可愛い妹
あの子が大丈夫なんて言ったその声は、大丈夫じゃない
あの子がボロボロになったことも、笑顔でいられないことも、こいつらのせいで家族を失ったあの子のためにも
スターは勝たなければならないのだ
《スター》
「アグパーさん！」
自身の通信機にアグパーが問いかけた
《キミの身勝手も慣れたものだと油断していたよ
今回ばかりは免許剥奪どころじゃ済まないぞ》
「お好きに！ファンシーズの妹を守るためよ!! で!? 準備は済んだ!?」
《一発サービスしておいた。日本にも連絡はついてる。もう着く頃だ》
「それは素敵!! あの子にいい報告ができそうだわ!!」
《ルールに縛られないその身勝手が、我が国を照らしてきたのも事実だ
その敵はオールマイトでも捕らえきれなかった。超える時だ、キャシー
名は「ティアマト」全弾漏れなくぶち当てろ》
新型極超音速大陸間巡航ミサイル ティアマト
ーとある記憶ー
スターside
「HAHA！ネタは上がってる！スターは力そのものを底上げするのは苦手なんだ」
一見なんでもできる“個性”だけど、パワー増強には限度があった
どうルール付けしてもうまくいかない
私をよく知る人はこう言う
「“個性”とは極めて内的なものだよ」
「キャシーが女の子だからかな」
「関係ないね、スター。そういう“個性”ってだけだ
足りねえなら、
「まあ、今の時点で十分足りてるけどな
比較対象がオールマイトだからいけねぇ」
「アレをマジに追いかけられるのは、こいつくらいなもんだけどな」
「2人ともゴリラだしな」
嫌いな言葉
彼らは一度だって私に言わなかった
「スターが女だからって舐めるの終わってるよね。そこらの奴らよりも強いのにさ。アンタが弱いって言ったら、俺らどうすんの？」
「バケモンが何言ってやがる…」
「スターの凄さをわかってないから言えんだよ」
「そんな言葉、気にしなくていいですよ」
『難しいならフラットに考えてみればいいじゃん。手伝いぐらいするよ、キャシー』
あの子達も、一度だって私に嫌いな言葉は言わなかった
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2022年10月21日 10時
