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「てなわけで、
《まったく！》
呆れてため息が出そうになるブロスは、にっこりと微笑んでいたスターの姿を思い出した
《世話の焼けるNo.1だ！ウェッジ!!! 頭上のボロ切れを振るい落とせ!! そこはスターの足場だ！》
《わかってる！》
死柄木をふるい落とした戦闘機は、さらに旋回していき、脳無の背中に戻った死柄木を確認する
「わかったところで対策しようがないってのは、こっからだ！
“「大気」は
フィスト・バンプ トゥ・ジ・アース
まるで大きなスターの姿が一瞬見えたように感じた
(見えない何か、異様な)
ゾッとした死柄木に、スターは容赦なく右ストレートを放った
それは直接死柄木には当たっていないものの、死柄木はその威力を受けたかのように吹っ飛んでいってしまった
(ダメージ蓄積は無意味
本当の名前教えて!? なんて答えてくれるわけがない
結局こいつの攻略法は、粉微塵に砕くのみ!!)
パン、と手を叩けば死柄木は押し潰されたようになった
死柄木見えない大きなスターの攻撃を受けていた
スターの行動が、大きなスターと連動する
「けど硬ったい!!
言われた通りに戦闘機に乗る人間達がレーザーをスターに向けた
「“「レーザー」は、一本に固まる”！」
一本の槍のようになったレーザーが、死柄木目掛けて振り下ろされる
(結束超高出力レーザー ケラウノス!!)
死柄木を飲み込んだレーザーはそのまま海を突き破るかのように突き刺さった
《高出力レーザーの持続圧迫!! 流石に焼き切れるんじゃねーか!?》
「まだだ!! 留まるだけだ！
これで倒せるなら、エンデヴァーが倒せなかったはずがない!! あの子が傷つかなかったはず!!』
日本で起きたあの頂上戦線のことを聞いて青子に連絡をしたのは、青子が目を覚ました日だった
スターはあの時、無事か、怪我はどうなのか、これからどうするつもりなのか、作戦はあるのかと捲し立てるようにして聞いたが、青子からの返答はこうだった
『私は大丈夫。キャシーはアメリカを守ってね』
その声に「大丈夫」の意味は込められていなかった
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2022年10月21日 10時
