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《手紙は強烈なオールマイトへのラブレター
ステインはオールマイト以外にこの情報を渡すつもりはなかったみたいだね》
『まさか、ヒーロー殺しがヒーローを後押しするなんて…マジかい』
驚きとは連続にくるものなのか？
頭を抱えながらいると、キャッチが入った
『ごめん、ホークス…キャッチ入った』
《いいよ〜。ただそれだけだから》
『また何かわかったら連絡してください』
《うん、ゆっくり休んでね》
静かにホークスの電話を切って次の電話に出た。忙しないな、このスマホ
『はい、夜神月です』
《夜神月くんかい？》
『塚内さん？』
ー自室ー
『ここを…』
久しぶりに入った自分の寮の部屋
パソコンを立ち上げて塚内さんとのビデオ通話を起動させた
画面には塚内さんたち警察の顔が現れ、《急に朝からすまないね》と言われた
『かまいませんよ。ホークスからステインのことを聞きました』
《説明の手間が省けたね…記録は見れるかい？》
『タルタロスのですよね？タルタロスのシステムは、外界からの接触を断つために完全なるスタンドアローンです。今のところ、こっちのパソコンには襲撃のおかげでデータ飛んでますから見れませんね』
《そうか…実は記録についてなんだが、ステインのおかげで本来見られるはずのなかったものが手に入ったんだ》
『オールマイトに渡されたものですか？』
《あぁ》
ギッと背もたれにもたれながら『それで？』と足を抱えながら話の続きを促した
《中身はシステムダウンの原因…先の戦いで死柄木が多用した“電波”による攻撃を外と内から立て続けに受けている》
『死柄木の中に宿ったオール・フォー・ワンの意識と本体が
《そこなんだよ、夜神月くん》
『ん？』
《“個性”に宿る意識を介した思考の共有。オールマイトもワン・フォー・オールでも同様のことがあった》
『あー…アレか』
確か、入院中に意識だけワン・フォー・オールの中にいたっけかな
アレはシュヴァルのおかげで意識持っていかれていただけだから、シンクロしてるっていうのかな…言うんかな
《問題はそれが双方向ではないということなんだ》
『んーーーー？』
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2022年10月21日 10時
