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「大丈夫…」
『んーん、平気だよ。というか、まだ眠れない感じ』
「どう？何点？」
「停学」
お風呂上がりの焦凍がタオルで髪の毛を拭きながら私の隣に座る
「なんで」
「オールマイトに、酷いことをしてそのままなんだ…謝らなきゃと思ってるんだけど…連絡がつかなくて」
焦凍が窓の方を指さすからそっち見たら、窓に張り付く骸骨のような亡霊が見えて絶叫した
「こちらこそ、力になれずすまなかった、緑谷少年!! 夜神月少女!!」
「そんな…！」
『オールマイトは十分力になってくれてるよ』
「謝るなら私たちにも謝ってヨネ、オールマイト！黙ってどっか行っちゃわないでよー！」
オールマイトは少し黙った後、「決戦の日はおそらく、もうすぐそこだ」と言った
「心労をかけてすまなかった…
詳しい話は避けるが、情報を得ている。近いうちに答えがわかる
総力をもってあたる。私も……この身でできることなど限られているが、それでも」
「オールマイト！トンカツ弁当、とても力になりました…！」
『私も緑谷も、きっとオールマイトから離れたからああなったんだ…だから、
「守りましょう!!」
飯田の言葉に、オールマイトも笑って「ありがとう」と言った
「それでは…行かなくては！」
「もう!? どこに!?」
「エンデヴァーたちのところへ。私にはまだやることがある！」
轟side
「エンデヴァーたちは雄英に入らないのかな」
オールマイトが出て行ってからソファをふと見て、毛布を取りに戻った
「いたずらに人前に出れねぇよ。荼毘がチラつくからな
今回の件で、避難してる人たち全員が全員、一様に見方が変わったわけでもねェだろうし」
ソファの近くに歩いて行けば、緑谷と青子が隣同士に座って眠っていた
そっと毛布をかける
「ようやく少しは気が休まったみたいですね」
「荼毘の兄弟、エンデヴァーの息子。内心では俺の存在も未だ不安だろう
ただ引き取られただけ、誘拐されただけで、青子まで犯罪者扱いだ」
「家庭事情で、悔しいよなぁ。轟が何かしたわけじゃねぇのになぁ…夜神月だって、好きで誘拐されたわけじゃねぇのにな」
「したよ。血に囚われて原点を見失った。青子を助けようとしなかった、むしろ見なかった」
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2022年10月21日 10時
