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「えっ、あ、いや…その、俺たちクラスでもあんまり喋ったことなかったし…これを機に仲良くなれたらって…思って」
『………………』
「だめ、かな…」
ちらっと私を見てくる平井くんに『えっと…』と返事を思い悩む
練習がどうなるかわからないし、なによりも賢ちゃんがどう反応するかわからない
『練習があるかもしれないから…連絡してもいい？』
「あ、あぁ！」
『じゃあ、また』
「うん」
手を振って別れると「いいんですか!?」と陽次くんが覗き込んでくる
「遊佐さんと花火見なくて!!」
「そうですよ！今の聞いたら遊佐さん、絶対一緒に行くって言いますよ！」
『そ、そんなことないと思うけど…』
「「そんなことあるんです!!!」」
『え、えぇ…』
2人が詰め寄ってくるから私は目を泳がせて『ほ、ほら！体育館戻ろう！』と1年生を無理やり体育館に促した
体育館に戻ってきて靴を履き替えていると、横川くんがちょいちょいと手招きをしてきた
歩いていくと「遊佐がさ」と親指で賢ちゃんをさしながら言う
「星さんと言い争っちゃってあんな感じなんだよ」
『？』
星兄と？
賢ちゃんがラケットを持って無言で床を見つめている
どう見てもいつもの賢ちゃんには見えなかった
『なにがあったの？』
「お前のことで言い争いが起こってさ」
『私のこと？』
「あぁ。遊佐のものじゃないって星さんが言って、俺のだって言い合って…」
『なにそれ…』
大事な時に余計なことして…
ちょっと怒っていると私を見つけた賢ちゃんがこっちに歩いてきた
「雪都…」
『？』
「お前は、俺のだよな？」
『え？』
「ゆ、遊佐？」
「お前は…俺のだよな？」
心配そうに聞いてくるから戸惑いながら私は『違うよ』と真っ直ぐと見る
『私は賢ちゃんのものじゃないし…それに、その言い方まるで私のことが好きみたいな言い方になってるよ…』
「はあ!? そんなわけないだろ!!」
『でしょ？賢ちゃんが私を好きになるなんて、天と地がひっくり返ってもあり得ないもんね』
「当たり前だろ！」
自分で言っていて胸が苦しくなる
にっこりと微笑み『ほら、汗まみれの服着替えてきなよ！』と背中を押す
これで、いいんだ
里佳さんのことが好きな賢ちゃん
賢ちゃんのことが好きな私
この関係のままで、いいんだ
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ミホ(プロフ) - 続きを…読みたいです。2人がくっつくとこを見たい…(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ (3月7日 23時) (
レス) @page48 id: 9767c8e410 (このIDを非表示/違反報告)
リサ(プロフ) - 続き待ってます！ (3月2日 9時) (レス) @page48 id: a9b99ba3cf (このIDを非表示/違反報告)
ｷﾉｺ - 続き読みたいです！更新して下さると嬉しいです。待ってます！ (6月21日 3時) (レス) @page48 id: ba043a6765 (このIDを非表示/違反報告)
ラズリ - 続きが読みたいです｡ゆっくりでいいのでまた更新してほしいです (2023年1月14日 2時) (レス) id: c77d87d099 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと - すごく面白いと思いました！自分のペースでいいので、更新がんばってください！ (2022年11月13日 9時) (レス) @page32 id: 4774474826 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2022年8月28日 11時
