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15話 来客 ページ7

ー翌日ー







「合宿も3日目となりました。体にも相当な疲労が溜まっているはずです。いつも以上に怪我に気をつけてください」

「「はい」」

「では、1年生は天くんに従って基礎練習から」











海老原先生の指示で1年生がグラウンドに向かい、サングラスと帽子をつけた天兄が「暑いのに…」と項垂れながら体育館を出て行った








星兄はラケットを持ちながら菱川さんと話している











「お邪魔します」









体育館に入ってきたのは大きな紙袋を下げた水嶋くんのお姉さんと昨日知った、水嶋里佳さんだった



あんまりにも驚いて挨拶を忘れてしまった














「あれ、里佳じゃん。どったの?」

「こんにちは、星先輩」

「こんちは〜。弟くんなら今外だよ」

「天先輩も来てるんですね。昨日連絡したら教えてくれました」

「今シーズンオフだからな。俺と同じで暇なんだってさ」

「納得です」












水嶋さんと星兄が話しているのを見てワナワナと震えている賢ちゃんを怖がりながらいると、水嶋さんは菱川さんを見た










「なに?鬼にでも会ったような顔して…ていうか、バラしたんだって?私と亮が姉弟だって。いつ気づくか試してたのに」

「バラしたって、そんなん知ってるって思ってたし。…威圧すんなよ。ほれ、早くあっち行けよ」

「はぁ…あ、雪都ちゃん!」

『あ、はい…こ、こんにちは…』

「こんにちは。弟がお世話になってます」

『いえ、こちらこそ…』









にっこりと笑っている水嶋さんが「これ、母から差し入れ」と紙袋を差し出してきたのでそれを受け取った










『ありがとうございます』

「遊佐とはどう?相変わらずなの?」

『あ、あははは…』

「ホント、遊佐の奴雪都ちゃんのことなんだと思ってるのかしら」

『……………』











怒っているのかわからないそんな表情に私は何も言えずに黙って下を向いた
そこで賢ちゃんがそろそろと近寄ってきているのが見えて、私はすぐに顔を上げて『すみません』と言う











『1年生の様子を見に行ってくるので失礼します』

「え、あ、雪都ちゃん!」











ぺこりと頭を小さく下げて体育館を後にするため、紙袋を星兄に渡した










「あ、おい!雪都!」

「…………」

「ったく…」











喉が苦しくて、体育館を出てすぐに1年生のところには行けずにその場に立ち尽くした

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ミホ(プロフ) - 続きを…読みたいです。2人がくっつくとこを見たい…(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ (3月7日 23時) (レス) @page48 id: 9767c8e410 (このIDを非表示/違反報告)
リサ(プロフ) - 続き待ってます! (3月2日 9時) (レス) @page48 id: a9b99ba3cf (このIDを非表示/違反報告)
キノコ - 続き読みたいです!更新して下さると嬉しいです。待ってます! (6月21日 3時) (レス) @page48 id: ba043a6765 (このIDを非表示/違反報告)
ラズリ - 続きが読みたいです。ゆっくりでいいのでまた更新してほしいです (2023年1月14日 2時) (レス) id: c77d87d099 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと - すごく面白いと思いました!自分のペースでいいので、更新がんばってください! (2022年11月13日 9時) (レス) @page32 id: 4774474826 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2022年8月28日 11時

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