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「デリケートな問題だし、無理強いするのもなあ」
「……だったら、僕が行きます。僕はマネージャー寄りで話しやすいと思うし、水嶋くんは一ノ瀬くんともよく喋っていたから…僕と水嶋くんならどうでしょう？」
「まあ、だったら…桐崎もいいよな？」
『………うん。お願いね、二人とも』
「はい」
辞める理由なんていろんなものがある
その中でも1番多いのは、練習がきつかったり、勉強に支障が出たり…
私の場合はトラウマになる程だった
「なんでそんなに顔が暗いんだよ」
『わっ！け、賢ちゃん』
「どうかしたのか？」
『う、ううん…』
「ほんとか？」
『うん』
驚いて頷いた私に「ま、なんだっていいけど」と賢ちゃんがラケットを持ちながら答えた
「一ノ瀬、休部らしいな」
『うん。水嶋くんと内田くんがわけを聞きに行ってくれるって』
「ふーん？」
賢ちゃんがじーーーっと横目で私を見てくるので、『なにかあった？』と聞くと、顔を逸らしてなんでもないと言って歩いて行く
『？』
「遊佐、お前が告白されたのに落ち込んでるんだよ」
『…それ、横川くんが言ったからでしょ』
「あはは、バレてたか」
ジトッと見つめると、横川くんは笑いながら言う
私は少し息を吐いて『断るつもりだよ』とノートに視線を落とした
「え、断るのか？」
『うん』
「……お前も一途だな〜」
『…うるさい』
ムッとすると「でも、いいんじゃないか？」と言ってくる
「遊佐も、ようやく気づき始めてきてる」
『なにを？』
「ま、気長に待てってことだよ」
はっはっはっと笑って賢ちゃんのところに歩いて行く横川くんを訝しむように見て、1年生たちの方へと向かった
それから、数日が経った今日
「雪都〜！1年生だよ〜」
『ん？』
教科書とノートに向かっていた視線が、名前を呼ばれてドアの方に向けられた
クラスメイトが「ほら」と指をさしたその先には
『あっ』
申し訳なさそうな顔をして立っている一ノ瀬くんがいた
『こんにちは』
「こ、こんにちは。あ、あの…」
『ん？』
「今日から、部活に戻ります！」
『！』
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ミホ(プロフ) - 続きを…読みたいです。2人がくっつくとこを見たい…(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ (3月7日 23時) (
レス) @page48 id: 9767c8e410 (このIDを非表示/違反報告)
リサ(プロフ) - 続き待ってます！ (3月2日 9時) (レス) @page48 id: a9b99ba3cf (このIDを非表示/違反報告)
ｷﾉｺ - 続き読みたいです！更新して下さると嬉しいです。待ってます！ (6月21日 3時) (レス) @page48 id: ba043a6765 (このIDを非表示/違反報告)
ラズリ - 続きが読みたいです｡ゆっくりでいいのでまた更新してほしいです (2023年1月14日 2時) (レス) id: c77d87d099 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと - すごく面白いと思いました！自分のペースでいいので、更新がんばってください！ (2022年11月13日 9時) (レス) @page32 id: 4774474826 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2022年8月28日 11時
