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「ごめんなさい…」
「お前が悪いんじゃないよ。悪いのは、IQを独り占めしちまったシキの奴さ」
「シキ…!? シキだって!?」
「20年前までは…この島では人と植物、動物たちがうまく共存していたんだ
それをあいつが全て壊してしまった…」
「早く行っちゃえばいいのに、あいつら…
「「？」」
シャオの口から出た「計略の海」という言葉
その意味がわからず、3人は怪訝な顔をした
シャオが汚れた服を着替える間、3人は家の外に出た
「ねェ、チョッパー…あの病気、治せないの？」
「見たことのない症例だ。下手に手は出せないよ」
「そう…」
「まァ、この村にいれば、とりあえず動物どもに襲われずに済むわけか」
「うん…それを思えば、少しはこの臭いも我慢できるよ」
鼻栓を外したチョッパーにナミは「そうね」と頷く
「休んだら、また捜しに行こう」
「うん。おれもうヘトヘトだァ」
荷物を下ろして石階段の上に腰掛けたゾロにチョッパーはぺたんと腰を落とした
ナミもその場にしゃがみ、空を見上げる
1週間前、攫われてしまった仲間が今どうしているのか…そして、他の仲間はどうなのか…
(無事だといいけど…)
あの時、青子はなす術もなくシキに捕まってしまった
ルフィやアスラン、ゾロやサンジ、自分達を含めた一味全員が弾き飛ばされてバラバラにされたのだ
「あ〜、なんか変だ。体が重てェ」
「あったりまえだ、お前!! この1週間、まともに寝てねェんだからよ………………あっ」
「ん？」
聞き覚えのある声に反応したのはナミとチョッパーだった
「「あ？なんだ、てめェか……」」
見飽きた相手だとばかりに、ゾロとサンジがプイッと顔を背けた時、チョッパーとナミは立ち上がって階段の下を見れば、ウソップがいた。もちろん、サンジも
「ウソップ！サンジくん！」
「ウソップ！サンジ！」
「おわわっ!?」
「ナミさん!!?」
麦わらの一味、11人の内、5人が集まった
「そうだ、ナミ！この村」
「シキが関係してるんでしょ？」
「え、知ってたのか？」
「今さっきね。ますます、青子が心配だわ…あの時あの子、力を使ってなかったんだもの」
「だよな…」
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2022年8月10日 12時
