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拓也「いや…藤井君って、工作上手だから…」
『うん…』
松本「それじゃそろそろ片付けて下さーい。作った「手」は、後ろに並べるよーに」
と、先生の合図でみんなが後ろに並べていく
藤井君も、並べている
いーなあ、上手いなあ
と、僕は自分の作った「手」を見た
あ、下手
松本「作文は明日提出ですけど、出来たら今日にでも出して下さいね」
と、先生が言った途端にゴンちゃんと玉館君が走った
2人「先生、できてまーーす」
松本「ず…随分厚いですね…」
ゴン「20枚にわたる傑作だぜい」
松本「2…3枚でいいんですよ…。こっ、この文集のよーなものは…」
玉館「大作「現代に生きる原始人ゴン」
表紙は我が家のPC-98を使っております。あとがきには父がゲストとして」
と、語っている玉館君
松本「あ、拓也君」
？
松本「この間の給食についてのアンケートは今日中に集めておいて下さいね。
用紙を忘れてきた人がいたら、別紙に書いてもらっていいですから」
拓也「はい…」
えーと…あと提出してないのは11人か
(ノートにクラスの名簿を作って、提出者をメモしてるあたりが、恐ろしく真面目なんだよね…)
職員室・松本side
さてと、早速読ませて頂きましょーか
まずは、後藤君から
“玉館時男は嘘でかためられた男である。
あのくるくるの前髪じたいが嘘くさい。
体育で自分が不利になると、足をくじいたふりをする。
その演技が下手なのには腹を抱えてワッハッハッ。
将来の夢はタレントとか言っていたのを聞いたが、歌が下手なのには、これまた腹を抱えてワッハッハッ(以下省略)”
え…えーと…玉館君のを読んでみましょーか
“なんと、あのジャワ原人の一族が生き残っていてその末裔がこの熊ノ井市に住んでいるとゆーではないか。
その名も後藤正。通称ゴン。
彼は現代人に近い知恵を持っているが、その風貌はやはり原始人の遺伝子を色濃くついでいる。
まずゴリラ顔で足が非常に短い(以下省略)”
うーん…
これは、確かに成績なんか関係ないんですけどね……
先生はですね、今の子がどれだけその人個人の存在を分かってあげられるのかと、不安になりまして
子供達へ問題提起したんですよ
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サッカーバカ(プロフ) - 桜さん» ゆっくりと更新していきます！ちょっと多忙なので、ちょくちょく更新します！ (2019年6月16日 8時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - もう更新しないのですか？寂しいです。待ってます。大変でしょうけど頑張って下さい (2019年6月16日 0時) (レス) id: 1036e13532 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年5月2日 23時
