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46-3 ページ26

『ごくろーさん、行くよ…、そー読めたから…』


「語呂合わせか?ごくろー…5963…194?」


『だっ…だと思うけど…』


よっ、よかった…思い出せて


「フッ…ごくろー様。お前、明より頭良さそーだな」


スッ


「運が悪かった、そー思いな」


え…?

なん、で?


「優作君!!」


いやっ!!

藤井君!!


バンッ


撃たれた…けど、


『……?』


え…


『お兄、さん?』


野球帽のお兄さんが、私を庇ってた


「…え?」


天井に銃を突きつけて撃ったお兄さん


「なんだよ、明」


「優…作君…」


「俺が本当に撃つと思ったのか?」


「…何も、そんなすぐに殺すことないわ」


「そーだな…。いつでも殺せる、もっと後でも…」


ーーーーー
ーーー



ガチャッ


実「ねーちゃあ」


お姉さんに連れられ、3人がいる部屋へと案内された


森口「愛菜」


拓也「愛菜!!」


「いい子だから、大人しくしてるのよ」


ガチャン、とドアを閉められ鍵をかけられた


「愛菜、大丈夫か?」


『う…うん…』


実「あーーー、ねーちゃあ」


『あれ?実、手の縄』


実「あうー」


ぐしっぐしっと泣く実


森口「俺と拓也が口で外した。あいつが気づかなくて助かったぜ
それより、愛菜。あそこの通風口から外に出られるかも」


『え…?でっ、でも小さいよ』


拓也「実なら入れるよ」


『!!、み…実?』


実を…?


森口「助けを呼んできてもらうんだよ」


で…できるかな…

でも


『実う…』


実「あうーーー」


実…


『大丈夫、できるよね?』


そう問いかければ


実「あい」


力強く頷く実


森口「俺が預けた写真あるよな?」


拓也「うん…ちょっと待って、後ろのポケットに…」


森口「そしたら俺の指かじってくれ」


『え?』


森口「血ぃ出すんだよ、書くもんねーだろ」


『い…痛いよ?』


森口「いいって、早くしろよ」


森口君の指をギッと噛んだ


(怖い…)


森口「い…てっ、出たか?」


『う…うん』


写真の裏面に、指をつける森口君


森口「ちょっ…押さえてて」


拓也「痛くない?」


森口「いてーよ」


書き終わると、「ではっ」と森口君は、通風口のドアを口で挟むと、ばこっと取った


森口「んぐーーー」


2人「もっ、森口君、すごーい」


拓也「実っ、つかまって」


実「あいっ」


私と拓也の体を掴み、通風口の方へ


拓也「実ーーーー、頼んだよーーー」


実「あい〜〜〜〜」


森口「ぐっ、いでっ」


『頑張って』


3人「がんばれーーー、実ーーーー」


実「あいーーーー!!」

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サッカーバカ(プロフ) - 桜さん» ゆっくりと更新していきます!ちょっと多忙なので、ちょくちょく更新します! (2019年6月16日 8時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - もう更新しないのですか?寂しいです。待ってます。大変でしょうけど頑張って下さい (2019年6月16日 0時) (レス) id: 1036e13532 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2019年5月2日 23時

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