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45-5 ページ23

家へ向かって歩いていると、後ろからスタスタと足音が聞こえる


「ささっ、お兄ーさんが遊んであげるから、おいでーーー?」


さっきの男の子が私たちを引っ張っていく


森口「おーい!?」


実「あーーー」


拓也「森口くーーんっ」


『なんでーーーっ』


森口side


連れてかれた3人を見てるしかできなかった

いや、なんで


「ちょっと君」


森口「あん?」


なんだ、この人


「拾ったハンカチ、返してくれないかなー。あれ、俺のなんだよー」


怪しい


森口「なんなんだよ、あんたさっきの奴の仲間か?」


ぐいっと腕を引っ張られる


「あのなー、俺たちはハンカチをただ純粋に返してほしーだけなの」


森口「おかしーじゃねーかよ。駅の方からハンカチ一枚のために俺を捜しまわったのか?」


「うるせーな、大切なの!!親父の形見なんだよ」


知るか


森口「ふーん…。でも俺持ってねーぞ」


「何い!?どこにやったんだよ!?」


森口「あんたの仲間が連れてった俺の友達が持ってるけど…」


「なっ、なっ、(あきら)っ」


「ちょっとお、優作君、何やってんのよ!!」


「何じゃねーよ、明の連れてったガキ追いかけろ」


あれ…?

あの女にホクロつけて、こんなかつらつけて…


森口「あ、銀行強盗の女みたーい」


…まさかな


森口「なーんてまさかね、拓也と愛菜追いかけよー」


がしっ


森口「ん?」


「バカな奴だな。これが何かは分かるだろ?
車に乗りな」


森口「おい、そんなおもちゃで脅したって怖かねーぞ」


「なぬう〜〜〜〜?」


森口「俺の母さん、(交通課の婦警だけど)警察官なんだぞ!!」


「なっ…」


森口「今ならまだ許してやるから、早く手え離せよ!!」


「余計離せなくなったわい!!早よ乗れ!!」


森口「わっ」


車に押し込まれた


「みっちゃん、明だ」


「えっ、ええ…」


な…んだあっ?ちょっと待ったーーーーーー!!


愛菜side


『とにかく、私達には何の用もないんだね?』


「そー、ごめんねー。人違いしてたみたい」


「明っ」


「あっ、優作くーん」


「乗れ!!」


「あー、うん。ハンカチあったー?」


「いいから乗れよ!!」


お兄さんの隣に


森口「んーー、んー」


森口君…?


「ホラ、てめーもそのちまいのも来るんだよ」


車から出てきたお兄さんが、こめかみに何か当ててきた

朝の段階では


実「ねーちゃあ」


「うるせーんだよ!!」


私たちと違う世界での出来事でだった

それが今の段階では、私たちの身近な世界の出来事になってしまった

46話 ごくろーさん、いくよ→←45-4



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サッカーバカ(プロフ) - 桜さん» ゆっくりと更新していきます!ちょっと多忙なので、ちょくちょく更新します! (2019年6月16日 8時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - もう更新しないのですか?寂しいです。待ってます。大変でしょうけど頑張って下さい (2019年6月16日 0時) (レス) id: 1036e13532 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2019年5月2日 23時

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