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44話 家族なのに ページ13

拓也side


拓也「あれ…?」


自分の部屋で学校に行く用意をしていると、なわかチクチクとした痛みがあった


拓也「なんか耳の下あたりが痛い」


2月のある日のことだ


春美「あ、拓也。今日、学校帰りに塩買ってきて…く…れ…」


『えっ、たっ、拓也、どーしたのそのほっぺた!!』


拓也「ほっぺた…痛い…」


プックリとしたほっぺたを抑える


僕の頬が突如として腫れた





立原医院


「うーん、これはやはり間違いなく、流行性耳下腺炎、いわゆるおたふくかぜですな」


春美「はあ…おたふくかぜですかあ」


「最初の2日間ぐらいは痛みがありますから、あまりかまなくてもよいものを食べさせてください」


すっごくほっぺた痛い…


「それでですね、これは他の人にうつる病気ですから、ご家族の方には注意して頂きたく…
お…お父さん、おたふくかぜのほうはもう?」


春美「幼少の頃に済ませました」


「お子さん、この子だけ?」


春美「娘の方も幼少の頃に」


2人「よかった…」


拓也「?」


ほーーー…と息を吐く2人


「あ、君。ベットに寝て
注射うつからねー。なーに、少しチクっとするだけだよ。おーい」


注射か…

服の袖をまくっていると「ああ、違う違う」とお医者さんが言う


「腕じゃないよ、パンツ脱いで」


拓也「え…?」


「ほら、横になって」


え、ええ?


拓也「あの…」


「消毒するから今ちょっとスースーするよー。
だーーーーいじょーぶだってーーーー
はーい、リラックスリラックス」


ぷすっ


拓也「いったーーーーーーーい!!」


春美(拓也!!ガーンバ)


看護師たち(本ト…注射うつ時だけは楽しそーねー)


パパと看護師さんたちが、手を合わせてた


拓也(この歳になってお尻に注射うつとは思わなかった)


その夜から僕は久しぶりに自分の部屋で眠ることになった



その夜・愛菜side


実「ぱぱー、にーちゃはー?」


グスッとする実


春美「え!?」


実「にーちゃ」


春美「にっ…2階で寝てるから邪魔しちゃダメだよ」


『実、明日から木村のおばさんが保育園に迎えにきてくれるから、パパと私が迎えに行くまで木村さん家でおとなしく待っててね』


実「いやにゃ」


と、怒る実のほっぺたをパパが「この〜〜〜〜♡」と、お箸でつまんだ


実「あゔー」


(拓也、大丈夫かなあ)


パパが言うには、私は小さい頃におたふくかぜになったので、大丈夫らしいけど…

拓也、辛いんだろうなあ…

変わってあげたいなあ

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サッカーバカ(プロフ) - 桜さん» ゆっくりと更新していきます!ちょっと多忙なので、ちょくちょく更新します! (2019年6月16日 8時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - もう更新しないのですか?寂しいです。待ってます。大変でしょうけど頑張って下さい (2019年6月16日 0時) (レス) id: 1036e13532 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2019年5月2日 23時

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