33-7 ページ7
『私が困ったり、辛かったりすると、絶対助けてくれるの
それこそ、拓也みたいにかっこよく』
負けず嫌いだって言ってた
私と拓也をリレー大会の時に、抜けなかったのを引きずってるって言ってた
クリスマスプレゼントをくれた
弟や妹の面倒見も良くて、いつも優しくて、頼りになる
『でも、好きって気持ちがわかんない』
智子「うんうん」
『人を、好きになったことがないから』
智子「そっかあ。初恋はまだなんだねー」
太一「あだ」
『その子ね、委員会も同じでいつも手伝ってくれて、なんでもこなすんだよ
女の子からも人気でね、すっごいんだよ』
智子「ライバルは多いんだねー」
『？』
太一も「あだ」と言う
智子「愛菜ちゃんも、いつかお嫁さんに行っちゃうもんね」
『…………』
お嫁さん？
『私、まだ6年生だよ？』
智子「そっ、そうだね」
お嫁さん、かあ…
(でもその時、実って幾つなんだろう
私と拓也、ママとパパみたいに結婚できるのかなあ)
なんだか、実が大人になるまで私と拓也、結婚できないかもしれないと思ってしまった
智子「でも、いいと思ったらとことん考えてみるといいよ。その人が良かったって後悔しないように」
『うん』
まだわかんない
この気持ちが
人を好きになるって…どんな気持ちになるんだろう…
翌日・拓也side
8月6日、晴れ
今日は帰る日です
成一「運転上達したじゃん」
春美「はっ、話しかけるな!!」
お父さんは早く帰って、お茶漬けが食べたいと言っていました。
『実、寝ちゃったね』
拓也「うん」
くーー、と寝る実を撫でながら僕達はクスクスと笑う
成一「春美ちゃーん、線から出てるよー」
春美「黙ってろーー、気が散るーー!!」
拓也「パパも大変だね」
『ねー』
とにかく、楽しい3日間でした
『拓也、おかし食べる？』
拓也「ラムネ持ってるよ」
『食べようっ』
智子「あっ、私ビスケット持ってるよ」
『お菓子パーティーだっ』
拓也「愛菜、危ないよ」
車の中で両手を上げて嬉しがる愛菜
僕もなんだか、帰りの車の中ではずっとはしゃいでた
夏休み絵日記・おわり。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 32人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サッカーバカ(プロフ) - m11r2698さん» ありがとうございます！！！！！！ゆっくりですが、よろしくお願いします！！！！！！藤井君、なんとか想いを実らせたいです！！！！！！！！！！！ (2019年4月21日 0時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
m11r2698(プロフ) - 更新分まで一気に読みました！面白いし、藤井君との関係性もドキドキしますー！続き楽しみにお待ちしてます(^^) (2019年4月19日 10時) (レス) id: 4ec0c888ce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年4月12日 21時
