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拓也「どーしよ。理由聞くべきか聞かざるべきか」
実「べきーー」
『？』
広瀬君は手に持っていたものをポケットに入れたように見えた
だけど、財布がでできた
ポケットから財布取っただけだよね？
え？でも手になんか持ってたよーな
お店から会計を済ませた広瀬君が出てきた
僕は愛菜と実を連れて、ててててーー、と走った
広瀬「待てよ。なんか、言いたいことがあるんだろ」
拓也「え!?なっ、なんで？」
実「あう」
引き止められた
広瀬「なんでって、俺が聞いてるんだぞ」
『何もないよね？』
見ていなかった愛菜は、僕にそう聞いてくる
実「おねちゃ、きれーなのー」
ほーー…とする実
2人「あっ、あの、悪気はないんだよ!!」
女の子と間違えられた広瀬君
広瀬「分かってるよ、見たんだろ？俺の万引きの現場」
広瀬君はズボンのポケットから、しゃか…とシャープペンシルの芯ケースを取り出した
拓也「な……、なんでそんなことするの!?
絶対ダメだよ。買えば済むことじゃない、後悔するよ!!」
広瀬「……欲しかったんだ。しょーがないだろ」
広瀬君…
「努じゃないか。今から家に帰るのか？」
広瀬君のお父さん？
「あれ、君達は昨日の…。努とお友達だったんですか。そしたら、僕はちょっと情けないとこ見せちゃったわけかな？」
2人「いえ…そんな…」
今日までおじさんが、広瀬君のお父さんだって知らなかったし…
「努、お父さん画材買うから、ちょっと待っててくれるか？
一緒に帰ろう」
広瀬「画材？また漫画の道具か？
少しはお母さんのことも考えろよ!!」
そう怒鳴った広瀬君
「あ…相変わらずキツイなー。誰に似たんだろ」
広瀬「……」
乾いた笑いを浮かべておじさんは、悲しそうにする
「んじゃ、とにかく待っててくれよ」
店の中に入っていくおじさんを見て、広瀬君は黙っていた
広瀬「おい」
拓也「ん？」
広瀬「お父さんに告げ口したら、許さないからな」
……。
拓也「……んじゃ、そーゆーことやめるって約束してよ」
そう言えば、広瀬君は僕をキッと睨んできた
広瀬「なんにも分かんないお前なんかに、そんなこと言われる筋合いないよっ!!」
バシッ
『拓也!?』
実「にーちゃあ、いちゃいのー？」
殴られた…
ジンジンする頬っぺた
実「ちゃいのちゃいの、とでけー」
パシッ
実「ふぎっ」
広瀬「って」
僕は広瀬君の頬っぺたを引っ叩いた
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サッカーバカ(プロフ) - m11r2698さん» ありがとうございます！！！！！！ゆっくりですが、よろしくお願いします！！！！！！藤井君、なんとか想いを実らせたいです！！！！！！！！！！！ (2019年4月21日 0時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
m11r2698(プロフ) - 更新分まで一気に読みました！面白いし、藤井君との関係性もドキドキしますー！続き楽しみにお待ちしてます(^^) (2019年4月19日 10時) (レス) id: 4ec0c888ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年4月12日 21時
