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日影「僕のサイフを盗ったくせに、盗ってないって言ったんだよ
藤井君もそうだよ、嘘をついた」
『2人が嘘つくわけないでしょ？』
日影「じゃあ、どうして2人が僕のペンシルとサイフを持ってたの？」
『誰かがイタズラしたんでしょ？
2人が嘘つく理由もないし、盗る理由もない
もういい？私、シャープペンシル探さないと、いけ…ない』
日影君が取り出したのは、私のシャープペンシル
日影「これ、捜してたんだよね？」
『どっ、どうしてそれを…』
日影君は私のシャープペンシルをコロンっと捨てた
バキッ
『えっ…』
日影「これであいこでいいだろ？」
私の横を通り過ぎながらそう言う日影君
踏みつけられた青のシャープペンシルは、バラバラになってた
ポロっ
なん、で
『ひっ…うぐ…』
その場に膝を抱えて泣いた
日影君に、私何かした…？
拓也「愛菜っ!!」
！
拓也「良かった、ここにいたん、だ…」
拓也の顔が固まる
拓也「愛菜、なんで泣いてるんだよ」
『うっ…ひっ』
拓也「愛菜？どーしたの？なんで泣いてるの？」
拓也が私の前に座り込む
拓也「愛菜？」
拓也は私の後ろにある粉々になったシャープペンシルを見た
拓也「どう、したの？これ」
『こわ、されっ、た』
拓也「誰に？」
『日影っ、君』
拓也「……!?」
『藤井君に、悪いことっ、したあ』
壊されたことよりも、藤井君にこのことを知られたらと思うと、怖い
ゴン「愛菜っ、拓也っ!!」
藤井「榎木っ、愛菜っ」
拓也side
後ろから走ってきた2人は、汗だくで肩で息をしていた
ゴン「愛菜っ、いたのか!?」
拓也「うん…」
2人に気づくことなくずっと泣き続ける愛菜
藤井「愛菜？」
愛菜の隣にしゃがみ、背中をさする藤井君は粉々になったシャープペンシルを見た
藤井「榎木、これ…」
拓也「…日影君が壊したらしいよ」
藤井「っ!?」
『藤井君っ』
藤井「ん？」
ボロボロ泣いている愛菜は、藤井君に顔を向ける
『ごめんっ、なさいっ。ごめんなさいっ』
藤井「なんで愛菜が謝るんだよ。シャープペンシルぐらい、また買ってやるから泣くなって」
『うう〜っ』
伯母さん家で見た時の愛菜の大泣き
それぐらい辛かったんだ
僕は、愛菜が泣いている間ずっと胸が痛かった
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ときな - わかります！赤ちゃんと僕 は神作ですよね！ (2020年5月21日 21時) (
レス) id: 5a5ed3b2d6 (このIDを非表示/違反報告)
ムスカリ#(プロフ) - 赤ちゃんと僕は私も大好きなんですけど、特に昭広が好きで、この作品をお気に入り登録しました！とても面白いと思ったので、更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2020年4月13日 14時) (レス) id: 562931235a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年4月9日 23時
