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30話 分かんない ページ32

愛菜side


拓也のランドセルの中から出てきたのは、緑色のサイフ

なんで拓也のランドセルの中に…!?

こんなサイフ、私も拓也も知らないもんっ

すると、拓也の手の中にあったサイフを松本先生がとった


2人「先生……」


松本「これは…拓也君のですか?それとも愛菜さんのですか?」


拓也「ち…違い…ます…。僕の…ランドセルの中から出てきました」


松本「……」


ど、どうしよう…

先生は無言で前に向かう


松本「藤井君と拓也君は後で職員室に来て下さい。日影君もです、それじゃあ今日はこれで終わりにします」


それだけ言い終わると、先生は教室を出た


「信じられないわよー」


「絶対なんかの間違いよーー」


「誰かのイタズラだろーー!?」


みんな、拓也と藤井君がするわけないと信じてる

私も信じてる

拓也は誰よりも優しくて、誰よりも相手のことを考えてくれる優しい人で

藤井君も拓也と同じだもん


ガタッ


藤井「日影。お前、本当に盗まれたのか!?」


藤井君が日影君の元に行く


日影「ぬ…盗まれたから、君達が持ってたんだろ…」


カッとした藤井君


ぐいっ


藤井「!!」


私と拓也が藤井君の腕を掴んだ


藤井「榎木…、愛菜…」


拓也「行こうよ。僕達は何もしてないんだから」


拓也は日影君のサイフを盗んだりしてないし

もちろん、藤井君がペンシルを盗るなんてこともありえないし

どーしてこんなことになったのかが、わからなかった


拓也「愛菜は先に帰ってる?」


『あっ、ううん…。待ってる』


日影君を含めた3人が職員室に向かう中、私は教室を出てシャープペンシルを探しに行った





職員室・拓也side


松本「日影君。サイフとペンシルは返しときます」


サイフとペンシルを日影君に返す松本先生


日影「あ…はい。ありがとうございます…」


松本「日影君…この2人を疑わないで下さいね…」


日影「え!?」


松本「日影君はもう戻ってもいいですよ」


先生がそう言い、日影君は職員室を出た


松本「さて…と、君達は…盗ってませんね?」


拓也「盗ってません!!」


藤井「俺も、盗ってません!!」


僕と藤井君がそう言えば、先生は少し黙る


松本「僕は…その、新米教師で、どー対処していいのかわからないけど…
随分とタチの悪いイタズラですね…
はい、もう帰ってもいいですよ」


2人(せ…先生…!!(ジーン)


僕達を、信じてくれた

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ときな - わかります!赤ちゃんと僕 は神作ですよね! (2020年5月21日 21時) (レス) id: 5a5ed3b2d6 (このIDを非表示/違反報告)
ムスカリ#(プロフ) - 赤ちゃんと僕は私も大好きなんですけど、特に昭広が好きで、この作品をお気に入り登録しました!とても面白いと思ったので、更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2020年4月13日 14時) (レス) id: 562931235a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2019年4月9日 23時

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