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28-6 ページ24

成一さんとゴンちゃん、藤井君が帰った後、私はパパが作ったおかゆを食べて、薬を飲んでまた布団に入っていた


春美「ったく、成一なんかに頼むんじゃなかったな」


おでこに濡れタオルを乗せてくれるパパ


『でも、成一さんは成一さんなりに一生懸命……』


春美「やってるわけないだろ。実の方が一生懸命だったよ」


そう言ったパパ

その時、茶の間の方の襖に実が歩いてきた

ぺたん、と座り込む


拓也「実ー。そこから入ってきちゃダメだぞ」


実「あい」


スケッチブックを広げて、クレヨンで絵を描いていく実


春美「愛菜の側で何かやってたいんだろ」


楽しそうに絵を描く実

なんか…あったかいな…









翌日


実「うにーー…」


むくっと起き上がり目をこする実


拓也「ふあっ…」


拓也も起き上がる


『実、拓也』


実「う?」


拓也「?」


『おはよー』


しゃこしゃこ、と歯磨きをしながら2人に挨拶をする


実「はよー…ごじゃーます」


実はそう挨拶をして、私の方に走り寄ってくる


実「わーーい」


ピタッと足元に抱きついてくる実は、なんだか嬉しそうで…


拓也「おはよう、愛菜」


『おはよう、拓也』


拓也は私のおでこに手を当てて、もう片方の手で自分のおでこに当てていた


拓也「熱、下がってるね」


『うん』


やっぱり、家族の声を聞くとホッとする

なんてことに気づいた今日この頃


拓也「朝ごはん、用意するね」


『うん』


歯磨きを終えて着替えを済ませる

全快だし、明日からバリバリ頑張らなくっちゃっ









そしてその後


春美「パパはどーせ、年だよー」


げほげほっ


春美「体力ないよーだ。子供より抵抗力ないよー」


しくしく


私の風邪が移ったのか、パパはひどい風邪になった

実が1番危ないと思ってたけど、実はパパの方だった


春美「とりあえず、3人は極力入らないこと」


拓也「うん。ご飯とかは僕たちでするから」


『パパ、風頑張って治してね』


春美「わかってるよ」


しくしくとしながら、げほげほっと咳をしながら

パパはなんとか風邪を治した

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ときな - わかります!赤ちゃんと僕 は神作ですよね! (2020年5月21日 21時) (レス) id: 5a5ed3b2d6 (このIDを非表示/違反報告)
ムスカリ#(プロフ) - 赤ちゃんと僕は私も大好きなんですけど、特に昭広が好きで、この作品をお気に入り登録しました!とても面白いと思ったので、更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2020年4月13日 14時) (レス) id: 562931235a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2019年4月9日 23時

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