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太一「あだーー」


智子さんの腕の中で声を上げる太一


智子「あ、なんかお腹すいたみたい。ミルクあげなきゃ」


拓也「僕、ミルク作ってきてあげる」


『私も手伝う』


私と拓也が台所に向かい、ミルクを作る


智子「実君、お兄ちゃんになったみたいでしょー?」


実「…あー?みの、にーちゃなの?」


智子「そー。太一のお兄ちゃんになってくれるかなあ?」


成一「よっ、兄ちゃん日本一!!」


春美「なんつーほめ方をするんだ」


実「……」





『拓也、これくらいだよね?』


拓也「うん」


ミルクの準備もできた


実「にーちゃ、ねーちゃ」


2人「ん?」


実「みゆく、みのがやるのー」


実が?


実「みの、あげゆー」


太一にミルクをあげる実

どーやら、実は“お兄ちゃん”という言葉を特別に感じているみたい

少し偉くなったよーな、大きく強くなったよーな

心の底からくすくすこみ上げる暖かい笑顔を

実も感じてるのかなー…

私と拓也も、そーだったよーに


智子「かっ…わいい…♡
成一くう〜〜ん、この光景可愛いよー!!」


成一「春美ちゃんっ、ホラ!!カメラ、カメラ!!」


成一さんと智子さんは、カメラを持ち2人を写す


2人「はいっ、マヨネーズ!!」


カチャッ


春美「拓也っ、愛菜っ。安心しろ、パパはあんな下らんことは言わん!!
レベルが違うぞ!!」


と、言われましても…









成一「それじゃ、どーもお世話になりやしたっと」


春美「気をつけろよっ。て言っても、向かいだから」


太一を連れて、成一さんと智子さんが家に帰る


智子「太一ちゃん。実君にバイバイしよーね」


実「あう」


太一「あだ」


実「ばいばい」


太一の頭を撫でた実

そんな実の服をガッと掴む小さな手


実「う?」


太一「……ひっ、びええええーんっ」


春美「……」


2人「……」


びええええん


びえええ〜〜ん


智子「成一君っ。太一が泣いたわ」


成一「あの滅多なことでは泣かない太一が!!」


太一…


『きっと…』


拓也「実と離れたくないんだよ」


実「う?」


わかってない実


春美「しかし?もちっと可愛い泣き方できないのか」


2人「パパ…」


確かにね、恐竜みたいな泣き方だもん…

でも、泣き方なら実も負けず劣らずなんだけどなあ

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ときな - わかります!赤ちゃんと僕 は神作ですよね! (2020年5月21日 21時) (レス) id: 5a5ed3b2d6 (このIDを非表示/違反報告)
ムスカリ#(プロフ) - 赤ちゃんと僕は私も大好きなんですけど、特に昭広が好きで、この作品をお気に入り登録しました!とても面白いと思ったので、更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2020年4月13日 14時) (レス) id: 562931235a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2019年4月9日 23時

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