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拓也side
春美「そーだな」
拓也「実、ホラテレビでも見てよう」
僕が実を持ち上げた時、実は「あゔっ」と愛菜の布団を握った
春美「あっ、抵抗してる」
何が何でも放すもんか、という顔になる実
拓也「実っ」
グイッ
バサッ
『寒いよーーー!!』
拓也「あ…」
布団を取ってしまった
拓也「離せってば、実っ」
実「いやーんっ」
パカーン
バシャ
あ…
桶に入れていた水が、愛菜にぶっかかった
2人「……」
僕とパパ、桶を退けた愛菜の顔を見ているしかなかった
春美「あっ、あの…ごめんねえ、愛菜ちゃあ〜〜ん」
拓也「愛菜あ、ごめんねえ」
実「ねーちゃあ、ごめちゃーい」
謝る僕たちに背を向ける愛菜
愛菜side
もう、拓也のバカ…実のバカ
熱いなあ…
手…汗ばんできた…
パパからおかゆをもらい、なんとか食べ終えて寝ていると「ねーちゃ」とひょこっと実がきた
実「みの、ねんねするーー」
ひょい、と私の布団を上げて中に入ろうとする実
拓也side
かしっかしっ
拓也「パパあ、終わったよ」
春美「こっちも終わりそうだ」
『うわああああ、実うううっ!!』
いきなり叫び出した愛菜
僕とパパは、洗い物などを放り出した
春美「どっ、どうしたあっ、愛菜っ、実うっ!?」
拓也「愛菜!?」
そこには、顔を赤くして熱でやられている愛菜が、実をどかそうとしながら泣いていた
『みっ、実がね、私の所で寝ようとすんのー』
実「いやにゃー。ねんねするのー」
『ダメってゆーのに、ゆーこと聞いてくんないよーー』
あうあう、と泣きながら言う愛菜
『みっ、実のばかあ。なんでわかんないのよおっ』
うわあああん、と泣き出す愛菜
春美「愛菜…？」
拓也「愛菜、もう一度熱を計っておこう。ねっ？」
『なんでえ!?』
ボロボロ泣きながら体温計を受け取る愛菜
『うっ、うっ、動くのだるいよ〜〜』
春美「重症だなあ…」
体温計で体温を測ると…
春美「39度8分…」
上がってる
『うーー、熱いよー』
春美「熱で、自分が何やってんのかわかってないんだろうなあ…」
代わってあげれるなら、代わってあげたい…
拓也「実。今日は茶の間に布団を敷いて寝るぞ
お姉ちゃんは熱でうなされてるんだから」
実の背中を押して茶の間に行く
実「ねーちゃ、いちゃいのー？」
拓也「え!?あっ、そう頭が痛いの。だから、邪魔しちゃダメだよ」
実「あいー」
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ときな - わかります！赤ちゃんと僕 は神作ですよね！ (2020年5月21日 21時) (
レス) id: 5a5ed3b2d6 (このIDを非表示/違反報告)
ムスカリ#(プロフ) - 赤ちゃんと僕は私も大好きなんですけど、特に昭広が好きで、この作品をお気に入り登録しました！とても面白いと思ったので、更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2020年4月13日 14時) (レス) id: 562931235a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年4月9日 23時
