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ポテンッ


『えっ』


拓也「うん、んじゃ。ゴンちゃんって…、毎年休み明け近くに宿題に追われてるよなあ」


『拓也あ、拓也っ』


拓也「?」


『早く、早くっ』


拓也を呼び、急いで部屋に入れさせる


拓也「かっ、かわいい♡」


実が太一を抱っこしている


拓也「小さい子が小さい子をだっこしてるう!!」


私と拓也は急いでカメラを取ってくる

2人が大きくなったら見せよー


拓也「はいっ、ち〜〜ず!!」


パシャッ


太一を抱っこして、拓也がミルクを作りに行ってくれてる


拓也「人肌、人肌。人肌」


そんな声が聞こえてくる


拓也「うん、こんなもんだな」


私もあーやってやってたなあ

懐かしい


がしっ


実「みのものむーー」


『みっ、実…』


拓也「実がミルク飲んでどーすんだよ」


拓也が私に哺乳瓶を渡してくれる

太一にミルクをあげる


実「いやーーん」


拓也「いやーんじゃない!!」


ングングと飲む太一


実「あゔ〜〜」


バカッ


拓也「あ!!」


実が太一を殴った


拓也「みっ、みのっ…実うっ」


バチンッ


実「みゅっ」


『…………。さ、さすがは成一さんの息子』


やられたらやり返すの、血筋だなあ

殴られた実はうぎゃああああ、と泣き出した


実「に〜〜ちゃああ、ね〜〜ちゃああ、いちゃいの〜〜…」


拓也「なんで実の方が泣くんだよ!!」


何かが違う気がする…








拓也side


春美「あれー?実と太一と愛菜、眠っちゃったのー?」


買い物から帰ってきたパパ


拓也「うん。ねー、大判焼食べてもいい?」


春美「おう」


拓也「わーい。お茶いれよー」


実と太一の横で眠る愛菜に、大きめのブランケットをかけて僕はお茶っぱを用意する

パパは、3人の寝顔を見て「かっ、かわいい〜〜♡」と言う


春美「しゃっ…写真撮ってもいいかなあ?」


拓也「……うん」


パパって…やっぱり僕と愛菜のパパだ

愛菜は実と太一の相手をして疲れたのか、よく眠っている


春美「実が泣き虫なのは、今に始まった事でじゃないからなあ。それに比べて相手が悪い
太一なんて全然泣かないじゃないか」


拓也「両極端だもんね。実、元旦早々僕の隣でおねしょしたんだよね
何かってゆーと、すぐ泣きわめくし」


春美「遠くから様子を眺めてる姿って異様だよなー…
気に入らないことがあると怒ってるしねー」


パパと実の悪いところを言い合う


拓也「これだけ聞くと実って…」


春美「わがままだな…」


拓也「でも、あの顔に騙されちゃうんだよねー」

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ときな - わかります!赤ちゃんと僕 は神作ですよね! (2020年5月21日 21時) (レス) id: 5a5ed3b2d6 (このIDを非表示/違反報告)
ムスカリ#(プロフ) - 赤ちゃんと僕は私も大好きなんですけど、特に昭広が好きで、この作品をお気に入り登録しました!とても面白いと思ったので、更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2020年4月13日 14時) (レス) id: 562931235a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2019年4月9日 23時

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