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「おい、大丈夫か!?」
「う…」
「しっかりしろ、今手当してやるからな」
影はローブの下から応急セットを取り出してバラバラと広げると、他の看守たちが自分の近くに歩いてくるのに気づいた
「おい、貴様…どこの奴だ」
「こんな囚人いたか？」
「さぁ？」
「どいてくれ、ひどい怪我なんだ。すぐに手当をしねぇと死んじまうんだ！」
「どけェ？そんな奴、死なせとけばいいだろ、老いぼれのジジイだぞ」
看守たちの言葉に「は？」と影は小さくつぶやく
「このじいさんが…死んでもいいって言ってんのかよ」
「あぁ、そうさ!!」
「……あいつ」
老人を抱き起こして震えている影を見て、ルフィはじっと見つめた
「ふざけるな!! 死んでいい人間なんて、この世に誰1人だっていないんだぞ!!!」
「！」
“ふざけんな!!! この世に、ただの1人だって死んでいい人間も死んでいい命もないんだよ!!!”
脳裏によぎるのは、大好きな姉が叫んでいた言葉だった
「なんだとォ？刃向かう気かァ!?」
「………！」
白い歯をこれでもかと噛み締める影に詰め寄る看守に「おい」とルフィは声をかけてギロリと睨みつけた
「そいつの邪魔、すんじゃねェ!!!」
力強く、誰も逆らうことのできない強い瞳に看守はおろか、ほかの囚人たちも気圧された
影は小さく息を呑みルフィを見つめた
(こいつが…あいつの、“弟”……!!)
わかった気がする
アイツが好きな理由が
「おい、じいさんの怪我大丈夫か？」
「手当してみねぇとわからねぇ…とりあえず、なんとかする！」
「…よし！」
「……………お前、名前は？」
「ん？」
「さっき、すごかったな」
「ししし！」
先ほどの顔つきとは違って少年のような年相応の顔をしたルフィに、影もつられて笑った
「お前ら、囚人の星だな」
「ん？」
「看守に逆らった…それだけで、期待の星だ」
「…………」
「俺の家族は、重い期待を背負わされて…あふれてこぼれて…倒れちまった…」
「そんなん知らねェよ」
「！」
「おれはやりてェようにやってるだけだ！」
「……だろうな」
手を止めずに笑った影にルフィは「にひっ」と笑った
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サッカーバカ(プロフ) - 再生さん» コメントありがとうございます！鬼滅は前々から考えていたのでどこかのタイミングで出せたらなと思ってます！！出した際にはどうぞよろしくお願いします (2023年2月10日 13時) (
レス) id: c458529519 (このIDを非表示/違反報告)
再生 - このシリーズ好きすぎます！！よろしければこのシリーズで鬼滅やってくれませんか。？ご検討ください！！ (2023年2月10日 13時) (レス) @page32 id: 8bf00698fe (このIDを非表示/違反報告)
りななん。(プロフ) - サッカーバカさん» 返信有難うございます!!わわ！！楽しみにしてますね!!!わ、そうだったのですね…何時でもお待ちしております!!! (2023年2月3日 16時) (レス) id: b86b7f9bb7 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - りななん。さん» ありがとうございます！これから、ワノ国での戦いや再会、いろいろと派手にやり散らかすので待っていてください！私、チェーンソーマンは苦手意識があるので書くかわかりませんが考えておきます！これからもよろしくお願いします！ (2023年2月3日 16時) (レス) id: c458529519 (このIDを非表示/違反報告)
りななん。(プロフ) - このシリーズ大好きなんですけどダントツでやっぱりワノ国編が大好きです!!等々再会…?!更新楽しみにしてます!!!また、この元殺し屋はヒーローになるでチェーンソーマンやるのどうですかね…?!ご検討頂けますと幸いです!!! (2023年2月3日 15時) (レス) id: b86b7f9bb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2022年7月28日 10時
