元殺し屋はヒーローから海賊へ2【ワノ国編】

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「見たことはあるんだけど…同じ武装色の覇気のはずなんだけど」









レイリーたちがやっていたような、触れずに弾くようなあの打撃のようなもの
目指すものはそれだ












「「覇気」とは海外の概念だな」

「!?」

「麦わらの人………!!「ワノ国」にも、体を伝い刀身に纏わせる“力”がある
良い刀は斬りたい時に鉄をも斬り、斬りたく無い時は紙すら斬れぬ！
それは剣士の心ひとつ!! 昔…“豪剣”でならしたてまえが、ご教授できるかわからぬが、ちと見ておいてくれ！」












ルフィに背負われていたヒョウ五郎は、ルフィ乗せから飛び降りてアルパカマンまで走って行く












「指示をくれ!!」

「ジジイ!!」

「右手の剣を思いっきり振り下ろしてくるぞ!!」

「え」












ルフィが、見聞色の覇気で未来を見た
それにぎょっとしたアルパカマンは、ルフィのいう通りに剣を振り下ろした





ヒョウ五郎はそのまま懐に入り…













ﾄﾞﾝ！













「弾いた〜!!」













アルパカマンを、触れずに弾いて見せた














「お前さんがやりてェこと…もしコレ(・・)なら、少しァお力になれるやもしれん…」

「お、教えてくれ!! それ(・・)だよォ〜っ!!!」

「なにもんだ…あのジジイ」
















ーえびす町ー









“おれの仲間達を疑ったこと忘れるなよ。信頼し合えねェ者同士が死線で背中を預けられるとは思わねェ!!”











「あーーーあ、怒って出て行ったぞトラ男の奴。帰ってくるかな
しのぶめ、余計なこと言いやがって!!」

「しのぶちゃんの苛立ちもわかるでしょ？確かに20年(・・)待った作戦なんだもん
そんなことよりも…」











えびす町にいるウソップとナミが視線を横に向けると、黒いオーラを背後に背負いながら、長い足を組んで正座をしている男の影を見つめる影がいた
















『おい、何勝手な行動してるわけ？どいつもこいつも、人の指示も話も聞かないで飛び出すっていうのは違うんじゃ無い？連絡手段すら知らない人間があちこち行っていいと思ってんの？あ"ぁん!?』

「ごもっともです…」

「めちゃくちゃキレてんじゃん」













縮こまっている男の影に、『勝手に行動した挙句に手を貸します…何勝手に決めて暴走しとんじゃ、てめェ!!!』と怒鳴り始める影

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