9話 人魚の入江 ページ46
口から海水を吐いてゆっくりと起き上がった私に飛び込んできたのはルフィだった
涙を浮かべてエグエグ泣いて「うおおおお、青子"」と叫んでいる
「あ!! 青子ちん!!」
『え？』
「よかった、無事で!! 気分はどーお？」
『ケイミー!! 久しぶり!!』
「青子、気がついたんだな！」
『アッシュ！』
「ルフィのおかげで、なんとかはぐれたりしなかったんだ」
『？』
「海の中に突入する前に、ルフィが俺のことひっ捕まえて離さなかったんだよ。おかげで、俺がルフィを連れて泳ぐ羽目になったんだけどな」
貝殻のベッドの上に寝かせてもらっていた私は、キッチンに立つケイミーを一度見るとにっこりと微笑まれた
「また一段とカワイくなってね〜♡ ケイミーちゅあ〜ん♡」
「あいつは、さっきからああなんだけどな…」
『サンジ…』
「ごめんねー。私、みんなのこと迎えにいくつもりだったのに、時期を1ヶ月勘違いしてて…」
『あ、じゃあ魚人島に着いたの？』
「あぁ！」
「そうだぞ!! おれたちが溺れてたとこを人魚達が助けてくれたんだ！」
「何を隠そう、今の今までアスランを除いたおれたち4人も気を失ってたんだ」
「ここはケイミーちゃんの家なんだ」
『そっか〜。ほかのみんなは？』
「それが逸れちゃったみたいでよォ〜う。みんな大丈夫かなァ〜!!」
『まー…向こうもなんとかなるでしょ』
心配だけど、多分大丈夫だ。みんなタフだろうし
「海じゃ“骨”は役に立たねェが…“ロボ”も“緑”もいる…大丈夫だろ。途中まで姿を追ってたが、海底へ流されたのはおれたち6人だけだ」
「みんなにも早く会いたいなー!! はいこれ、みんな体が冷えちゃったでしょ!? スープできたから飲んで体を温めて！」
「おお!!」
「ワカメの冷スープ!! おいしいよ」
「冷スープ…？」
「あーーっ!! 冷スープじゃ体が温まらな〜い!!!」
間違えたー！と叫ぶケイミーに、お盆の上に乗せられたワカメスープを受け取り『飲むよ、飲む飲む』と口につけて飲み込んでいく
「洗濯物乾いたよ!!」
「乾いた!!」
「まだ乾いてない!!」
「乾いたんじゃない!?」
「乾いたからなに!?」
『服を乾かしてくれたの？』
「ありがとう、お前らなんだ？」
「あ、お友達。メダカの人魚の五つ子ちゃん」
「イチカです」
「ニカです」
「サンカです」
「ヨンカです」
「ヨンカツーです」
「ゴカでいいだろそこは!!!」
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リゼ - サッカーバカさん» 本当ですか！ありがとうございます！ (2022年6月27日 8時) (
レス) id: bd60c7e03e (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - リゼさん» コメント、リクエストありがとうございます。まだ書くかもうかはわかりませんが、「元殺し屋」シリーズで読みたいと言ってくださりありがとうございます！検討してみますね！ (2022年6月24日 14時) (レス) @page29 id: b3a011a5a0 (このIDを非表示/違反報告)
リゼ - リクエストで、元殺し屋がツイステの世界に行く小説を書いてください！お願いします！監督生は別にいるのがいいです！（夢主ちゃんが魔法を使うのが見たいから！学年はどこでもいいです！） (2022年6月24日 14時) (レス) id: bd60c7e03e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2022年6月22日 8時
