5話 クラーケン ページ31
「寒ィところに行くのか？深海じゃねェのか」
「バカヤロー。深海の水は冷てェに決まってんじゃねェか！風呂だって熱いのは上、冷てェのは下だろ！」
「そうか！海も同じなら深海の水も上より下が冷てェってわけか」
『ここまでくると、さすがに太陽の光も届かない…熱しやすく、冷めやすい…冷たくなればなるほど体温を奪うものだからね。だから、海に落ちて長時間水の中にいると低体温症になる可能性が上がる…』
「ホォ…」
「お前のその雑学、なんなの？」
一応、勉強はしてきたからね〜
「ただ温度差があるだけではありませんよ？
海の下層部は、「深層海流」と呼ばれる私たちは普段目にできない巨大な海の流れがあるのです！それは今ここにある「表層海流」とは全く別の動きをする海流です」
「えェ!? 海流の下に海流があんのか!? おめェ、物知りだな〜」
「ヨホホ、年季入ってますから！青子さんも、年季入ってますよね！」
『？』
「だって、本来なら31…」
ﾊﾞｺﾝｯ
『喧嘩売ってんのか？買うぞ？殴るぞ』
「殴ってるよ!!?」
「ヨホホ…ガフッ」
「ブルックーー!!!」
シュウゥ…と煙を上げて倒れるブルックを殴りつけた後、サニーのベンチに腰掛けた
「しかもそれらは必ずどこかで繋がってんだ！西へ東へと別れたり、くっついたりするだけじゃねェ。上へ下へと浮上したり潜ったり…まるで巨大な龍のように“海流”ってのは、途切れることなく世界中を旅してんのさ！」
「聞いた話では「深層海流」とは、随分とゆっくり海底を流れるそうで一度海底へ潜り込んだら、次に陽の当たる海面に浮上するまでに2000年もの時間がかかると言われています」
「2000年!?」
「ええ…それゆえ暗い道の海流には数々の伝説も漂います…“怪物”…!! “呪い”…!! “死者の魂”!!!」
チョッパーがブルックの話を聞いて驚き、ブルックもビビり、ルフィはわくわくすると喜ぶ
「つまり、その「表層」から「深層」へ潜る“下降流”に私たちは乗るのよ！
そうすれば「深層海流」の流れる“深層”へ到達できる!!」
「でもよーその…海の下に潜る場所はどうやって探すんだ？」
「さっきのお風呂の話と同じよ…海水が冷やされれば海流は下へ向かう…」
「なるほど！それで海流が冷える寒い場所に行くってんだな!!」
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リゼ - サッカーバカさん» 本当ですか！ありがとうございます！ (2022年6月27日 8時) (
レス) id: bd60c7e03e (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - リゼさん» コメント、リクエストありがとうございます。まだ書くかもうかはわかりませんが、「元殺し屋」シリーズで読みたいと言ってくださりありがとうございます！検討してみますね！ (2022年6月24日 14時) (レス) @page29 id: b3a011a5a0 (このIDを非表示/違反報告)
リゼ - リクエストで、元殺し屋がツイステの世界に行く小説を書いてください！お願いします！監督生は別にいるのがいいです！（夢主ちゃんが魔法を使うのが見たいから！学年はどこでもいいです！） (2022年6月24日 14時) (レス) id: bd60c7e03e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2022年6月22日 8時
