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『安心しろ。アッシュも英二も誰も死なせない。こっちの損害はないに等しい』
「……うまく、いくのか？」
『いくのか、じゃない。うまく“いかせる”んだよ。うまくことを運ばせて相手を出し抜くんだ。うまくいけば、お前はまたアッシュたちと一緒に行動できる』
「…………」
『お前を死んだことにするのもいいが、それだとアッシュへの精神的ダメージがデカいからな…
まずは生きて雲隠れしてもらう。信頼のおける奴がお前に成り代わるだけだ。安心すればいい』
「……………わかった、お前を信じる」
『で、アッシュたちが出て行ったあと』
ー玄関前ー
『…宇宙』
「…はいはい」
「!!?」
「人使い荒いんだよ、海斗」
「お、俺…!?」
「初めまして。星宮宇宙だ」
『宇宙、バイクは』
「あるぜ。ナビもついてある。このナビ通り進めば合流できる」
『OK。ショーター、バイクに乗ってナビに沿って走れ』
「え、でも…こいつは」
ショーターが自分そっくりに変装した宇宙を見ると「安心していいぜ」と宇宙はショーターの胸を叩いた
「こいつの無茶振りには慣れっこだからな。殺し屋からマフィアに変わったぐらいだ」
『ショーター、行け』
「……………………よろしく、頼む」
「あぁ、任された」
『で、ショーターはバイクに乗って私の知り合いのところまで行ったってわけ。そこから説明した通り』
「「………………」」
「ここまでうまくいくとは思わなかったけどな」
『逆に怖いぐらいだよ』
宇宙がにひひっと悪い顔をして笑っているのに同じように笑ってやると、「姉さん、なんで…怖いよ…」と英二が語彙力を失いながらにも言ってくる
『敵を騙すにはまず味方から…英二やアッシュに言ってたら、嘘のつけない英二のせいでバレてたかもしれない
マーディアも今は安全な場所にいるから心配はないしね』
「ホント…はあぁ…僕、姉さんはこれ以上ないくらいに怖いと思ったよ」
「んじゃま、一応…これからもよろしくってことで。ちょくちょく会いに行くことになるからな」
『宇宙』
「ん？」
『どうだった？』
「んー…まあ、俺もお前も使わずにできるから…予備ってことで収まりゃいいってとこだな」
『…OK』
「あと、森羅が鉄バッド持って殴り込み行くって」
『全力で止めて。マジで、本気で』
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2022年1月2日 9時
