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「ああ、まじで代わってもらいてぇよ」

(ははは、願い下げだが)








相手だって、代わってほしいとは思わないだろう
それが天職だと思っているのなら尚更、代わることもないだろうね









「もし代わっちゃったとしたらどうする?
キミが僕らを駆り立てるとしたら?」

「こんな割に合わねえ仕事は引き受けねぇよ」

「それでも、やんなきゃならなかったら?」

『私なら…そうだな、リーダーの子を炙り出してボコボコにして心をへし折るぐらいまで痛めつける!! 折れるなら叩くまで精神で!』

「趣旨が変わってるよ」

『えっ』









どうするって聞かれて私が考えてることを言ってみたら、オックンにマジトーンで言われたんだけど、これって私のせいなの?









「…もう一度、俺たちの弱点を徹底的に分析し直す」

『オックンならどうする?』

「うーん…」









オックンならどうやって駆り立てるのだろう…でもまあ、こんなこと考えたことないだろうから特に何の意味もないんだろうけど









「もし俺が奴なら」

『?』

「司令部隊を揺さぶって動きを探る!」

『……なんか、解決したっぽいね』

「うん」









ーーーーー
ーーー










「アッシュの言う通りだ。北の広場の入り口に集まってきてやがるぜ!!」

『才能マンは才能マンかよ…』









ヒクッヒクッと頬を引き攣らせながら『腹立つ〜』と唸っている私に気にすることなく、双眼鏡で下を見ていたアレックスが言った









『別に偵察ぐらい、私が行ったのに』

「お前はここにいろ」

『ブーブー』









屋上からアジト近くの一角から、壁際に潜む追っ手の姿があったらしい
あれぐらい、超体育着を闇の色に変えて気配消して背後から襲ってやれば1番いいのに









「どうしてわかった?」

「英二に聞けよ」

「「?」」

『うわー…M地点にそれぞれ1チームずつ、V字フォーメーションでの移動…その後ろには扇形に布陣した主力部隊…典型的な攻めの一手だね…
体育祭で浅野が見せた手法に似てるやつね…』









超体育着を真っ黒に染めて気配を消しながら屋上のヘリに乗って眺めていると「どうする?」とケインが聞いてくる









『応援欲しいなら、人類最強連れてこれるけど?』

「いや、それはいい…切り抜けれるさ」

『なら、いいけど…』

68話 48時間の時間→←67-7



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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2021年8月27日 15時

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