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一緒にイったり、私だけイったり…それはもう初めてにしては激しい夜になった
1人で昨日のこと思い出すってなかなかすごいけど、それぐらい凄かったんだよ
起こさないようにアッシュに向き直ると、スースーと静かに寝ている
念のため目の前で手を振ってみるけど、全然反応しない
ホッとしてアッシュの体をマジマジと見る
昨日は恥ずかしすぎて全然ちゃんと見てなかったけど、やはり鍛えられている胸筋、無駄のない腹筋、どの部分を見てもすごく綺麗な体だった
腹立つな…と思いながらも見ていると、「ん…」とすり寄ってくるし、足が絡まれた
動けないんですけど…？ちょっと、起き上がれないんですが？
これ、オックン起こしに来たらどうする？
やばいんじゃない？うん、詰みじゃん無理じゃん
オックン、来ちゃダメだからね、白樺さんがさらに死ぬことになるから
「何1人で百面相してるの？」
『起きてたの？』
「1人でぴゃーってしてるところから」
『最初からかい!!』
恥ずかしくなり、顔を見られないように枕に顔を突っ伏すと「息できなくなるぞ」とアッシュの細い指が頭を撫でてきた
昨日はこの指で私は何度腰が犠牲になったんだ？
「瑞姫、ホントに初めてだったんだな」
『なに、喧嘩売ってるの？』
「いや？指入れるのも一苦労だったし、“オレの”を入れるだけでキツすぎたから」
『やめて、恥ずかしくて死にそう』
「初めてってよくわかったよ、オネエチャン
俺に初めてをくれてありがとう」
『最初の方は優しくしてくれたくせに、最後になると激しくしやがって…』
「でも、瑞姫だって…何回も啼いてたな。「もっと」とか、「早く」とか「そこ」とか「奥に」とか言って」
『本当に殺す気!?』
ガバッと起き上がると、ビキッと腰に鈍い痛みが走った
へなぁと倒れ込むと「昨日は何回もやったもんな…」と腰を撫でてくる。やめて、反応してしまうから
クニッと指が滑り込んできて『ンっ』と変な声を出した
パシッと自分の口を手で押さえてアッシュを見ると、ニヤニヤとこちらを見ている
『〜っアッシュ!!』
「ははっ！」
顔を真っ赤にして腰が痛いのを我慢して枕で殴っていくと、枕を取り上げられてキスされる
もうやだ、アッシュのペースだ
「愛してる…」
『……………………』
「瑞姫は？」
『愛してます…』
「ん、俺も」
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2021年8月25日 20時
