大王女様と山猫小僧6 (ページ44)

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51話バレーの時間ページ44

『健ちゃん、どうしたのこんなところ』

「おう。大学が持ってる体育館だ」

『金持ちかよっ!!』

「バレーすんだろ？」

『したいです！』

「ならやるぞ。メンバーは変わってねえ」

『嘘でしょ健ちゃん大好き』

「おう」

アッシュ、オックンと一緒に健ちゃんに連れて来れたのはめちゃくちゃ設備の行き届いた体育館だった
中に入ってみると、バレーの練習をしている一角でバレーコートが空いていた

「あ、白樺さん!!」

「よー、白樺」

「久しぶりだな」

『嘘でしょ、カッキーにかっつん!!? なんでいんの!? 大学は!?』

「ばかてめー、今は冬休みだっつーの」

『あ』

「その顔は忘れてやがったな…」

「この留学野郎」

カッキーとかっつんに頭をわしゃわしゃと撫でられていると、「白樺さん！」と後ろから聞こえてきたのは、一つ下の後輩たち

『えーー！矢木っちと城っちじゃーん！えー！なんでいんのー!?』

「柿本さんと勝原さんに誘われて…」

「お久しぶりです！」

『久しぶり〜！元気そうじゃん』

クラブチームのメンバーが現れていくと、「白樺さん、お久しぶりです！」と元気で少し緊張した声が聞こえてくる

『久しぶり〜！平井、河本ちゃん』

「お久しぶりです」

「お元気そうでなによりです！」

『元気元気〜って…なあんだ、狼ちゃんもきてたんだね〜』

「…っス」

ゾロゾロと現れたうちが誇る最強のチームが現れた

『この人数でバレーは難しくない？
カッキーにかっつんに、矢木っちと城っちに平井に河本ちゃんに狼ちゃんと健ちゃんと私でしょ？9人でも6人と3人になっちゃうよ？』

「あぁ、城井は審判だ」

『えー、そうなの？』

「はい！俺だけがリベロですし」

『んじゃ、後でサーブの練習付き合ってね〜』

「はい！よろしくお願いします!!」

チーム決めをするために集まって、城っちにアッシュとオックンを任せておいた
オックンがいるし、日本語話して英語に翻訳してくれればなんとかなるでしょ

『とりあえず、矢木っちはカッキーと一緒で…健ちゃん、どうする？』

「俺はお前と組むぞ」

『んじゃあ、かっつんどうする？』

「俺は、柿本と」

『んじゃ、平井もらうね』

「じゃ、河本で」

『狼ちゃんはこっちね〜』

「戦力差」