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「にしても、あんた達がなんで今回運び屋になったのよ」
「言い方…」
「ぶっちゃけ、会いたいのが7割」
「アメリカの観光したいのが3割」
『絶対逆だよね？』
3人が「まあまあ」と笑いながら宥めてくるのに対し、ジトーっと見ていると「でも、会いたかったのは本当だよ？」と渚が言う
「カルマとアメリカに行ったっていうのにも驚いたけど」
「性格の悪い瑞姫ちゃんが、アメリカで友達作ったのに1番驚いた！」
『性格悪いの認めるけどなんでそれ今言うの？』
「そういえば、柳沢のことどうなった？」
『……その話はあとでもいい？』
「あ、あぁ…」
『磯貝！なにこの和物！めっちゃうまいじゃん!!』
「あぁ、お前の幼馴染が教えてくれた」
『健ちゃん!!? はあぁ…どこかで食べたと思ったら健ちゃんのか……………………ん？なんで健ちゃんの和物の味知ってるの!?』
「この間、お前に会いにいくこと教えたらレシピくれたんだ。あと、今度会ったら殴るってさ」
『やだ!!! 健ちゃんのめちゃくちゃ痛いんだよ!!? 暴力だよ！』
「お前が余計なことするからだろ…」
ギャーギャー言いながらご飯を食べ進め、すっかりと全員のお腹が満たされて食後のティータイムが始まる
「えっ、アッシュって17なのか？」
「あぁ」
「見えない」
「俺にとっちゃ、お前らが18には見えないな…特に渚は」
「う…」
『未だに近所のおばさんにおもちゃにされてるもんね』
「う…」
テーブルをみんなで囲んでいると、オックンは部屋にこもってアッシュに頼まれた仕事をしに行った
アッシュはというと、スマホをいじりながら私たちの話を聞いていた
「それにしても、英語がうまいな」
「当たり前でしょ。私が教えたんだから」
「ホント、卑猥だったよね。ビッチ先生の授業」
「あはは…」
『普通にファーストキスの概念消えたもんね』
「え、みんなはファーストキス済ませたのか？」
「済ませたって言うか…」
「奪われたっていうか…」
「僕なんか、いきなりだからね…」
『あれは凄かった』
アッシュが目を瞬かせているのに対し、頭を抱えた渚に『ビッチ先生、ビッチビチだもん』と言うと、ガシッと顔面を掴まれた
「あんた、ホントにいい性格してるわね…」
『ビッチ先生、なんで顔が近づいてるの？』
「いいわ、ここでも無差別ディープキス見舞ってやるわよ!!」
『ぎゃーーー!!!!!』
「瑞姫ちゃんって」
「自分から地雷踏むスタイル…」
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2021年8月22日 11時
