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3日後、3日後、ねぇ
『もう考えるのも放棄したい』
「数学をか!?」
『違うよ…？』
あわわわわ、と青くなる日向くんにすぐに否定すると、「そ、そうか」と安心したようにホッとしている
「なんかあったのか？」
『あー…うん、ちょっとね…』
いつでも例のルームシェア先に住めるらしく、私は一足先に住むことになったんだけど
昨日見たらセキュリティ万全なマンションだったよ…
『日向くん、問の3間違ってる』
「うえっ!?」
ポンポンとペンで叩くと、日向くんは頭を悩ませながら「うーん、うーん」と唸っている
頑張れがんばれ
「おーい、日向〜」
「ん、山口」
「あれ、勉強してるの？」
「星空が復習してたから教えてもらってる！」
「へぇ…」
「星空？」
比較的窓際で廊下側、窓から顔を覗き込んできたのは確か…進学クラスの子のはず…
「なんだよ、月島。星空になんか用でもあんのか？」
『月島？』
「え、星空も月島になんかあるのか？」
『あ、ううん。そうじゃないよ』
…まさか、ね
ルームシェア相手の月島くんなんてことあるわけないよね
「ねえ、君」
『え？』
「星空陽葵？」
『え、あ、うん』
「…僕、月島蛍。よろしくね、星空さん」
『え？』
薄ら笑い、絶対営業スマイル
そんな笑顔で名乗られてピシリと体が固まった
え、彼なの？同居人
1週間の間だけの仲になるとはいえ、え、彼なの？
ウソ…なんて顔をしていれば彼は日向くんを揶揄い始めた
「くそー、月島のやつ…！」
『日向くん、月島くんと仲良いの？』
「よくねえっ!!! 同じ部活で嫌なやつ!!」
『そ、そうなんだ…』
口を尖らせた日向くんにそれ以上刺激しないように答えると「うん」と頷かれた
頷かれても
でも、彼が同居人となると…私絶対営業スマイルで言われる
『日向くん、月島くんってどんな人なの？』
「ほっ、星空っ、月島のこと好きになったのか!?
あいつはやめとけ！性格がひねくれてる！」
『ええっ…』
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サッカーバカ(プロフ) - かりんとうさん» ありがとうございます！ゆっくりとですが更新していきます！！！ (2021年4月1日 23時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう(プロフ) - お気に入り、100人目いただきました!! 更新応援しております！！ (2021年4月1日 22時) (レス) id: ca2d9f3fc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2021年2月24日 0時
