元殺し屋はヒーローになる20 (ページ2)

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140話テストページ2

「ショート、バクゴー、デク、レモント。お前たちにテストを行う！」

『なんの??』

エンデヴァー事務所でインターンを再開している私は、炎司さんにそう言われて突っ込んだ

「わけわかんねえ施設に呼び出されたと思ったら、いきなりなんなんだよ」

「その黒服の人たちは…」

「この度、世界ヒーロー協会から全世界的な招集の要請がありました」

「そこへ連れて行けるか否か、今ここで判断します」

「不合格者は連れて行かん！
3分以内に俺に一撃食らわせてみろ！」

ほう…？
どこに行くって言うんだろう…
というよりも、炎司さんと戦闘…

これに合格したら、海外活動…まあ、アメリカインターンやったんだけども

「No.1との手合わせか、悪くねえ」

「我々はモニター室で観戦しています」

『私は免除でいいじゃん…』

アメリカでのインターンを終えて少し疲れている私にこれ以上の労働を課すとは日本も終わっていると思う
そりゃあ、アメリカに行ったのは私の判断だけどさ

《では、開始します》

ビーーーッ！という開始の合図とともに、地形を目だけ向けて現状の把握をする
複雑な建物の中で炎司さんに攻撃…

実力差を考えると奇襲しかないか…
これだけ視界が遮られているし、私の“個性”で死角を作って他の3人が叩いてくれれば

「舐めプ女ア!!」

『わかってるって！』

爆豪かっちゃんが飛び上がったのと同時に、地面に手を触れて瞬時に分解と再生を繰り出し、炎司さんに攻撃を仕掛けると、爆豪かっちゃんへの反応と私への反応が桁違いだった

『チッ！』

「なんて反応速度だ、あの野郎！」

(見てから炎を…!!)

場所を変えてバンッとさらに地面を作り変えて行くのと同時に、焦凍も氷を出す
氷と炎じゃ、炎司さんの勝ちだ

だけど、背後をとった

(うまくやんなよ、緑谷…！)

三方向から炎司さんを狙う鋭角を向けると、《残り時間2分！》と言う声と同時に、背後から奇襲をかけた緑谷に対して炎司さんが炎熱を向けた

「くっ…」

「仕切り直しか？いいだろう」

『…！みんなダメ！』

3人同時の奇襲を読まれた
それのせいで、炎司さんの炎が3人を襲った