1話 未来への2月 ページ7
年も越して僕等は、殺せんせーの過去を知った
茅野の過去も知った
クラス内で、先生を殺すか殺さないかでぶつかった
この1年、色んなことがあって…僕等の関係性も色々変化してきた
殺せんせーは、速いわ腹立つわ無敵だわ
殺したくなるのに殺せないのはずっと同じ
やっぱり……
「これで年末年始は思い残すことなし
安心して次の段階へ進めますねぇ」
次の？
「さぁーさ、皆さん
暗殺もいいけど、受験もネ!!!!」
「「……」」
「いきなり現実に引き戻しやがって」
「当然でしょう
私立なんてもう再来週に迫っています
それぞれの志望校に合わせてちゃんと授業は組んでいました
皆さんが悩んだり頑張っていた先月もずっとね」
ドサッと参考書を置いた殺せんせー
「そして、受験の結果が出た後で再び皆さんと面談をします
それぞれが
君達は…先生が爆発する確率が高くないと教えてくれた
そして…卒業したら暗殺も辞めると皆で決めた
…というより、先生も同じことを言うつもりでした
暗殺の結果がどうなろうが、たとえいくら国から頼まれようがたとえ地球がどうなろうが
君達の暗殺は
ナイフと銃を置き…それぞれの道に歩き出さねばいけません
一度きりなのは行事に限らず、殺せようが殺せまいが…必ず別れはくるものです
それが…教室というものだから」
地球の危機がひとまず遠ざかった時
却って僕等は、
未来への2月
別れを前に自らの進路を見つけなくちゃいけない季節
卒業の日まで
殺せんせーの暗殺期限まで
…あと
…38日
放課後
「…カルマはどの高校へ？」
「んー…俺は
「わざわざ外部受験で入り直すのかよ」
「カルマ君ならもっと上…最高峰の高校だって行けるでしょ」
杉野や茅野が驚く
「本校舎の奴等の気持ちになってみ
追い出したはずのやつが戻ってきて…自分達の上に立たれるんだよ
雑魚どもの屈辱的なツラをあと3年も拝めるなんて、最高じゃね？」
べっと舌を出してツノを生やすカルマ
「『…相変わらずステキな性格で』」
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サッカーバカ(プロフ) - キョウヤさん» 炎はお父さんから受け継いだ個性です。心を読む方には、まだまだ謎を秘めています！表し方が難しく、すみません！！！！！！！個性については、またシリーズを重ねる毎に紐解いていくつもりです！ (2019年4月16日 22時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
キョウヤ - ん？夢主の個性って結局どんな個性？火出すヤツ？それとも心読むヤツ？一回整理してもらえると有り難いです (2019年4月10日 19時) (レス) id: 04d7a5d2e9 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - アミさん» ありがとうございます！ (2019年3月19日 21時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
アミ(プロフ) - やっとスッキリしました！ありがとうございました！更新頑張ってください!応援してます！ (2019年3月18日 22時) (レス) id: 0068c3a571 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - アミさん» それに関して、私も説明を入れようと思っていました！渚と夢主さんは、父方がまたも双子なのです。オリジナル設定ですが、それで父が双子同士でその娘息子も瓜二つになったと、そう言う感じです。混乱させてしまい、申し訳ありません。本編でも紹介します！ (2019年3月18日 21時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年3月16日 23時
